南北会談前夜。目まぐるしく動く北朝鮮問題を整理する
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いよいよ明日27日に迫った南北首脳会談。昨年の一触即発の雰囲気から一転して融和ムードが広がり、一見、まさに一足飛びに事態が進行しているように見えます。
北朝鮮問題をフォローする人であれば誰もが慎重になるものの、一方でトランプと金正恩という規格外の指導者に加えて南北融和を進めたい韓国の文在寅の存在もあり、これまでの常識では考えられなかった「進展」がある可能性もなきにしもあらず。
「北朝鮮は在韓米軍の撤退を求めない」「朝鮮戦争を終わらせる平和条約を視野に入れた事前協議が始まっている」など様々な情報が飛び交っていますが、南北会談を前に知っておくべき全体像を、釜山大学のロバート・E・ケリー教授に整理してもらいました。私は、楽観的。「2018年は、パックス・アジアーナの時代」と、昨年から宣言してきたし。
もちろん、これだけ急展開したことについては、どの国が得をするかと考えると、答えは明確で、それは「日本」にとっては大変な事態なんだけれども、知らぬが仏で、国会がくだらん議論で、うまく目くらまししている。
あとは日本が、どう「統一コリア」になったあとの市場で、たち振る舞えるか?
そろそろ「平和のための読書会」を韓国で広げる準備をはじめたいと思います。現状のまとめとして読者側の疑問を整理してくれるありがたい記事ですね。
ただ、その疑問に対する答えはあまりわからない、というところで、やはり疑問は残ってしまいます。
個人的には一番の疑問は「金正恩はなぜ態度を変えたか」で、記事にはいかの説明があります。
「今のところ最もわかりやすい解釈は、金正恩はアメリカ本土を核攻撃できる能力を手にしたので、交渉を行うだけの力のある立場に立ったということだ。」
キューバ危機のように後年「13日間: キューバ危機回顧録」的なもので状況が明らかになるといいなあ。トランプ大統領ならさほど時間をかけずにツイートしてくれるかもしれませんが。