フェイスブックを「時代遅れ」にするテクノロジー
コメント
注目のコメント
2018年は、テクノロジーの潮流が大きく変わる年として、記憶されることになるかもしれません。
ブロックチェーンという技術が持つポテンシャルはもちろんのこと、社会の動きとしても、一度、中央集権に振り切れたテクノロジーのあり方は、ごく自然にバックラッシュを起こしていく兆候が出てきています。
本日から7日間連続でお届けする特集「ブロックチェーン入門」。ぜひ、ご覧いただけましたら、幸いです。インターネットに情熱を傾ける技術者たちは、一般の人々にパワーを与えてくれるテクノロジーの高い理想を、忘れてしまった。今やテクノロジーと聞いて、人々は巨大企業を連想してしまうーー。
2018年1月にFacebookのマーク・ザッカーバーグが投稿した文章を読んで、おいおい、あなたが言うかよと突っ込んだ人は、世界に数千万人はいたと思います。原因の一つはFacebookじゃないかと。
そして起きたフェイスブックの情報不正利用のスキャンダル。そんな一極集中化したインターネットの世界を、変えてくれるような技術として注目されるブロックチェーンをニューズピックスは特集します。"中央集権へのカウンタートレンドである暗号化や仮想通貨は、中央集権のシステムから権力を奪い、人々の手に取り戻させるものだ。"
facebookなどIT大手が中央集権の中心になるとは10年前には思いもよりませんでした。同じソーシャルでもTwitterは匿名だったことと複数アカウントがあることでセンタリングされませんでしたし、Googleも複数アカウントが前提なのとアプリによって人格が違うので、ユニークIDであるメアドで中央化されているにせよ、公開が前提とされる行動はあまりありません。
facebookだけは実名と外部IDをどんどん紐づけることによってネット上の行動が便利になっていったため皮肉にも集権的になってしまいました。