米国株は下落、ハイテク・たばこ銘柄に売り 金融株が高い
コメント
注目のコメント
S&P500業種別では上昇2業種/下落9業種。
上昇:金融(+1.53%)、エネルギー(+0.14%)
下落:生活必需品(-3.14%)、不動産(-1.67%)、情報技術(-1.13%)、素材(-1.07%)、ヘルスケア(-0.81%)、電気通信(-0.79%)、一般消費財(-0.37%)、資本財(-0.29%)、公益(-0.08%)米株が下げていますが、スマホの成長鈍化を改めて材料視した展開になり、少し尾を引きそうな気がします。
米国では長期金利が上昇したこと、ファウンドリー世界最大手のTSMCの決算で通期売上ガイダンスを引き下げたこと(その背景にスマホの停滞があること)、フィリップモリスやP&Gの決算が失望されたことなどから、全般に軟調でしたが、特にナスダック指数の下げ(対前日比▲0.78%)が目立ちます。ちなみにNY市場におけるTSMC株は▲5.7%下げました。
FANG株の決算が出尽くしアップルの決算がでる5月1日まで決算の材料にビビッドに株価が動くことになりそうです。
TSMC関連はこちらもご参考にどうぞ。
https://newspicks.com/news/2971118?ref=search&ref_q=tsmc&ref_t=top
https://www.reuters.com/article/us-tsmc-results/tsmc-trims-full-year-revenue-estimate-on-weaker-smartphone-demand-idUSKBN1HQ1MMダウ-0.34%、S&P500-0.57%、NASDAQ-0.78%。
テック下落の要因で書かれているTSMCの決算については①でコメントした。スマホの短期的な弱さや成熟については既知なトピックではあるが、とはいえなかなかにTSMCの未達は大きめ。日本株については、半導体や半導体装置株だけでなく、村田などの電子部品株についても今日は影響が広がるのではないだろうか。
半導体サイクルが少し弱含んでいて、これまで異様に強かったトレンドの転換点(と、過去転換点だった時との共通点)については②などでコメントした。また、昨年後半に断言系の話が出てきたのは気になっていたところ(③)。Buy on weaknessか、落ちるナイフをつかむな、なのか。
個別株では、Philip Morris-15.58%と大幅下落、調整後利益は予想を上回ったが、売上が弱かったというのがMarketWatchでの言及。
10年債利回りは2.91%まで上昇(過去2日で0.1%弱上昇)。ただドル円はほとんど変わらず。日経平均先物は80円安。
①https://newspicks.com/news/2971353
②https://newspicks.com/news/2938982
③https://newspicks.com/news/2654274