この連載について
あの「チキン事件」から4年、マクドナルドが遂に復活した。業績は事件前の水準に回復し、今年は約10年ぶりに新規出店に踏み出す。なぜ復活を遂げたのか。そして、日本の「胃袋」の数が減り続け、人々の嗜好やライフスタイルも大きく変化する今、マクドナルドはさらなる進化を遂げるのか。


日本マクドナルドホールディングス株式会社(にほんマクドナルドホールディングス)は、東京都新宿区西新宿に本社を置く持株会社である。J-Stock銘柄。米国マクドナルド・コーポレーションの持分法適用関連会社(affiliate accounted for under the equity method、49.99%所有)。 ウィキペディア
時価総額
6,847 億円
業績

この連載の記事一覧

【食ルポ】因縁の「セブンvsマック」。コスパがいいのはどっちだ
NewsPicks編集部 317Picks

【核心】世界が牛肉に向かう「本当の理由」を教えよう
NewsPicks編集部 405Picks

【実践】ユニクロ柳井も惚れ込んだ、マクド式「人の育て方」
NewsPicks編集部 1852Picks

【真相】採用難でも年7万人を飲み込むマクド、驚異の「採用力」
NewsPicks編集部 335Picks

【証言】奇跡のマクドナルド逆転劇。あのとき僕らの歴史は動いた
NewsPicks編集部 370Picks

【スライド】ハンバーガーを日本に根付かせた男たちの「マクドナルド経営史」
NewsPicks編集部 433Picks
【新】チキン事件から復活。マクドナルド、1億人の“胃袋”を狙う
NewsPicks編集部 871Picks
興味深いのは、カサノバ社長が学生時代に、当時ロシア進出でロシアにいたというマクドナルドカナダ社長に連絡をして、なんとか面会にこぎ着けたというお話。かつてソフトバンクの孫社長が高校時代に日本マクドナルド創業者の藤田田氏との面会にこぎ着けた、というエピソードを思い出しました。
「カスタマー、カスタマー、カスタマー」。様々な質問に対する答えの節々に、このキーワードが入っているのも、とても印象的でした。国内線の機内でよくカサノバ社長をみかける、という声も各所からあって、本当に現場を回っているのだなと実感しました。
「その前にひとつ。あなたたち、マクドナルドはお好き?」「好きな商品は、なんですか。」しっかりと我々の目を見つつ、インタビューはそんな逆質問から始まりました。
過去記事を読むだけでなく、きちんと現場に足を運んだ上で、インタビューに臨んでいますか。「現場」重視のカサノバ氏だからこそ、こんなメッセージを込めたのかな、と感じました。
鶏肉問題や異物混入問題のときの心境から、未来の可能性まで、たっぷり語ってもらいました。
リスクマネジメントが求められる場面でしたが、期限切れ鶏肉使用問題の際は会見が1週間遅れて、やったらやったで開きおなっていると叩かれ、、、よくここまで立て直したなぁという印象です。
この方のプロフィールも含めパーソナリティってなかなか報道されることがないので、勉強になりました。
個人的な経験で、すごい共感できたのが学生時代にカナダの社長に手紙を書いてインタビューさせてもらったという件です。
通常一学生のインタビューなんて受けてくれないと諦めるのが普通ですが、なんでもとにかくダメ元でもやってみると。それが彼女のキャリアにすごく大きな影響を与えることになるわけですしね。
大昔、卒論制作の頃、とっておきのネタが欲しくてFIFA(国際サッカー連盟)の会長をされていたジョアン・アヴェランジェに手紙を書いてインタビューさせてもらったことがあります。
当時の彼は「独裁者」のイメージがものすごく強くて気難しいパーソナリティだったのですが、会ってみたらすごく気さくで、その時の国際サッカー戦略、新しいマーケティングプランなどをざっくばらんに喋ってくれて、最後には私の進路相談にまで乗ってくれました。その時の卒論は楽勝にパスしたのはいうまでもなく笑 考えてみたら、今の私があるのはその時のおかげかもと思ったりします。
追記:すいません、誤字直しました。
それにしても、NewsPicksさん、本当に凄い....。
どこも取れなかったカサノバさんの独占取材。
心から感服いたします。
期限切れ鶏肉使用&異物混入という大事件に対して『私たちは「顧客をがっかりさせてしまった」ということを、しっかり自覚して受け止めるところから始めました。』というのは、「言うは易し、やるは難し」で良くやりきられたな、と強く思います。組織と個々人の軋轢の凄まじさは想像に難くありません。
・タウンミーティング with ママ
・「見える、マクドナルド品質」サイト
・「1日1問、顧客からの質問に答えていく」プログラム3,000問
・商品パッケージへQRコード付加
・食の安全サミット
などなど、一つ一つを愚直に、「正直さ」こそが最適な姿勢だと信じて実行したのは尊敬。この積み重ねがブランド復活に繋がるんですね。
その上で、
・名前募集バーガー
・マクドナルド総選挙
と言った顧客とのエンゲージを高めるプロモーションでさらに関係性を強めていく…試行錯誤の中で生まれてきたんだと思いますが、本当に教科書のような復活劇ですね。
カサノバ社長個人の経歴というか、人生もとても興味深いものでした。面白いインタビュー!!
ちなみに…マックの回復については、結構うまく追えてきて嬉しい。①は2016年5月のコメントだが、2015年10月の月次くらいから下げ止まりの可能性を感じてきてた。結構マックが好き(背徳感…笑)なので、定点観測がてら行っていて、店舗での勢いも感じていた。②で時系列と併せてレビューしている。
ちなみに①でモスが不調になってきているのではないかという点もコメントしていた。
①https://newspicks.com/news/1538263
②https://newspicks.com/news/1498603
その発言が、的確でみんなカサノバ社長のことが好きになる。そんな方だと関係者から聞きました。
インタビューにいただいた時間は30分。初めてお会いするカサノバ社長の印象は、とても眼力の強い方だなということ。とにかく人の目をしっかり捉えて、人と向き合われます。
でも、インタビューが始まってからも、話している記者だけでなく、3人均等に視線を向けてくれる。
「意見があったらいつでも発言していい。なんでも答えるわ」と言われているように感じてきました。
ご本人が、意識的に視線を送っているのか、無意識なのかわかりませんが、クルーを魅了するカサノバ流のチームのまとめ方の一端を見た気がしました。
そして、ロシアの話など、幼少期から日本社長になるまでのヒストリーも面白い!
──なぜですか?
マクドナルドの食べ物が大好きだったから。シンプルに、大好きなんです。<
これはシビれます。志望動機もこれぐらいストレートだと気持ちが良いですね。