安倍首相「米英仏の決意支持」 事態悪化防ぐ措置と強調
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やはり昨年の攻撃に続いて出ました「決意を支持」
ここで重要なのは「決意」ということで、普通こういう時は、「行動を支持」というわけですが、あえて「決意を支持」と言っているわけです。
つまり、武力行使という行為自体は積極的な支持はしないものの、化学兵器の使用を許さない、という「決意」は支持するというわけです。
日本政府にとって、英米仏がシリアで何をしようと知ったことではないでしょうが、シリアとは比較にならないほどの化学兵器、核兵器を所有する北朝鮮に対比して、当然に同様のことは許さないし、その決意を明確に支持する、という効果も当然あります。
これで日本にとっては直接関わりたくない問題であっても、米国の同盟国としての顔も十分立つというものです。
個人的には今回の攻撃には否定的ですが、外交というのはまた別の問題です。
この手の言葉のマジックの応酬が、外交のあやなのだということでしょう。日本政府は、シリアにおける「化学兵器」の使用の事実を確認した上での発言なのだろうか?
その化学兵器に日本企業が、何らの加担もしていないことを祈る。これは攻撃支持として問題ないことだと思います。イラク戦争を引き合いに証拠やアメリカの嘘を気にされている方がいますが、シリアの状況を十分に理解されているとは思えません。日本の報道がくだらない国内の倒閣運動みたいな情報ばかり提供していることも起因しているのでしょう。
既にシリアでは複数回にわたって政府軍によって化学兵器が使用されたことが調査報告されています。前回のミサイル攻撃時に加えてその後にも化学兵器が使用されたことが国際機関によって第三者的に証明されています。その上で同じことが起きたため攻撃に踏み切ったという流れです。