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野手はメジャーで通用しないといわれる中、イチロー選手は野手として始めてメジャーに行って結果も出し、それ以降、メジャーに渡る日本人野手が増えました。
陸上界でも、大迫選手が成功することで、これから世界中のチームに日本人選手が加入したり、トップ選手と一緒に練習するのが「当たり前」になり、日本のマラソン界が復活してくれるといいなと思います。
というと、「メディアは大迫選手に期待をかけすぎ」と怒られるかもしれませんが、本人の言動やインタビューの受け答えはほとんど意識していないように見えるので、その独特の雰囲気にまた期待を寄せてしまいます。
これは格闘技でもそうです。指導者が少ない・いないと言っても過言ではないかと思うくらいにいない。選手が考えて配分してやっている側面が大きいです。(それも自立なので大切なこと。)選手も指導者も対等で、お互いに勉強しあってアップデートしていける関係が理想ですよね。
遠藤くんも箱根を捨てましたが、渡辺監督が指導者になって箱根を捨てるとは思いませんでした。大スターですし早稲田の監督としても実績を出したので、長期政権で君臨することもできたはず。住友電工の監督になって遠藤選手がオリンピックのために実業団を選んだという発言を見てこれは日本の長距離が変わるカモという予感をひしひしと感じています。
あとは青学の選手が箱根とオリンピックを両立できるか、ですかね。
個人的には箱根は正月になんだかんだで見てしまうし、三浦しをんの「風が強く吹いている」なんかも好き。
コンテンツとして面白いし、だから広く伝えられるし、箱根を目指す人が多いのも自然。
一方で、感情というか、好き嫌いは人によって違う。
箱根を見て、それを目指したくなる人もいる。ただ、情報を知ることで、世界トップクラスを目指す長期的なゴールの延長線上にはないという人もいるだろう。
そしてその感情や好き嫌いの多様性はあってもいいと思う。ただ、オレゴンに拠点を移した際に批判の声が上がるのは何ともなぁと思う。本人がとったリスクであり、誰かに迷惑をかけるものではない。
感情は人を動かす力があるし、とても重要だと思う。
でも併せて、感情だけじゃなく科学でも見ていくことは、努力・リソースを正しい方向に効率的に向かわせるために重要だと、本記事を読んでいて思った。
良い選手1人を生み出すより、良い指導者1人を生み出したほうがその競技の発展に貢献できる、という事を感じる内容でした。
どの業界でも世界を見たらぬるま湯になんて浸ってられない。でもついついそうしてしまうのがある程度市場が大きく妙に甘いところもある日本だから。(変に厳しいところもあるが。)
少なくとも世界で戦うべき業種においては世界を見るべきなんじゃないかい?といつも思うが。自戒も込めて。