Every Little Thingと浜崎あゆみを売る戦略
コメント
注目のコメント
うまくやるやり方を徹底的にパクる、トレースする。ここから全ては始まるってことですね。最初っから独自性とか差別化とか言ってる奴は大体うまくいきません。
浜崎あゆみの1作目、2作目、3作目までのアルバムは出色の出来なんですよね。その後はちょっと没個性化していくんですけど、3作目までは文句なしにどれも良作と思っています。その中でも1作目が最も粗削りで洗練されていないんだけど、良い意味であまりスレていなくて、まだ若くてあどけない浜崎あゆみの声であるとか世界観が楽しめます。
ELTも同じ理由で2作目が最も良いアルバムと思っています。持田さんの声が一番ハリがあって五十嵐さんの作曲がさえわたっている。その後はやはりこれもまた段々と雰囲気が変わって行くわけですが。
この初期の作品群が出色の出来だったのは、プロデューサーとしてのMax Matsuuraがめちゃめちゃこの2者を立ち上げるために時間と情熱を注いでいたからなのではないかな、とすら思えるところがあります。
この頃のアルバム群から数多くのヒットメーカーがavexから発掘されていきます。ELTの五十嵐さんだけでなく、ELTのfragileを作曲した菊池さんであるとか・・・。
(こういうコメントは私というアカウントには求められていないのはわかっていてもコメントせざるを得ないくらいにはど真ん中世代です・・・)"Every Little Thingの曲がラジオで何回かかるか、チェックをして、回数が少ないと、宣伝部の会議に乱入して怒鳴りまくる。"
狂気ですよね。サラリーマンには出ない迫力です。ほぼリアルタイムでその時代にいましたが、ELTも浜崎あゆみもアーティストとしての実力というより時代を作り出していた、という感覚です。あの時にあのやり方でしか売れなかったんだろうなぁと思います。