7&iHD、19年2月期は8期連続最高益へ 米コンビニけん引
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利益成長の担い手が海外コンビニになってきました。
営業利益をみると、2018年2月期は北米コンビニの利益成長と専門店事業の赤字解消が全社利益をけん引しましたが、国内コンビニとスーパーストア事業は微増にとどまり、金融関連事業は微減益でした。
2019年2月期の会社計画では海外コンビニとスーパーストアの利益成長が期待されており、国内コンビニは微増にとどまっています。
国内コンビニを見る際には償却額増加も加味する必要がありますが、前期の既存店客数はマイナスになっており、かつてのように出店を続けても既存店が盤石でスーパーストアの下振れを余裕でカバーしていた時期とは事業環境が異なるようです。
コンビニ飽和論やドラッグストアとの競争、決済のキャッシュレス化と無人店舗の開発など、同社の強みであるコンビニ事業は変革期にあります。北米のコンビニが好調な間に、次世代のコンビニモデルを仕込んで行く時期といえそうです。海外 特にアジア地域での店舗戦略が、成功している。
国内は出店に関してマチュアマーケットになっているので、拡大から独自ブランド商品への転換を意識しているが、人口増加とGDP成長のある国への店舗躍進は凄まじい。
アジアを訪れるとセブンイレブンが本当に増えているのが実感できる。ローカルスーパーマーケットとは、比較にならない商品力であり店舗が明るく綺麗なため、若い年代の利用度が高い。リピート率とブランド競争力でしばらくは躍進が継続すると思う。国内事業の伸び、成長には限界が見えつつある中で海外投資、進出がこれからの軸になるのは間違いないだろう。セブンの強みは商品開発力。この部分は競合他社のコンビニと差をやはり感じるし、如実に日販の差にも繋がっている。
セブンのこのノウハウは間違いなく海外でも通用していくだろう。ただ、気になるのはなぜこのノウハウをセブン以外の事業展開に活かせないのかって点。
また、スマホアプリで来店動機を創出っていうのは今更感が強い。そこによほどのメリットがなければ新たなユーザー層の創出には繋がらないと思うだけにどんな試み、アプリを出すつもりなのか楽しみな反面不安もあるかな。