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トランプ政権ほど、1週間単位、1日単位で動きがあり、外国の政府を振り回す政権も珍しいでしょう。TPPや気候変動のパリ合意から離脱し、いまはイランとの核合意からの離脱を検討。さらには数十年にわたって世界経済の成長に貢献してきた自由貿易の枠組みに反旗を翻そうとしています。
毎日のように重大ニュースを塗り替えているだけに、トランプ政権が発足して15カ月の間にどれだけのことが起きたか、つい見失いがちです。
ここで一度立ち止まり、トランプ外交によって世界にどのような影響が生じてきたか、長年ワシントン政治を見詰めてきた秋元諭宏さんに整理・分析してもらいました。
トランプ氏が壊したのか、それとも壊れかけていたものがトランプ政権になってからいよいよ壊れたのか、判断が難しいところもあります。仮にトランプ氏が壊したとしても、当選前から彼が公言していたことを政権についてから実行しているだけなので、有権者が彼を選ぶことで壊した、ともいえます。
 アメリカの覇権と繁栄を支えてきた国際秩序が機能しにくくなっていた、ということはいえます。中国の台頭もロシアの策謀も、中東の混迷も、トランプ氏のせいで起きたことではありません。特にオバマ政権あたりは、それらについて無策で為すことなく手をこまねいていた、といえます。通貨政策や貿易政策を含む経済面でも、安全保障の面でも、限界に達しつつある、と見ていた人はトランプ氏の支持者以外にもいたでしょう。
 企業でいえば収益が上がらなくなり、同業他社、中国企業あたりが大きな収益を上げるようになってきた、という状況です。単に従来手がけてきた事業から撤退する、コストを切り詰める、というだけでは収益を回復するのには十分とはいえません。新たに収益を上げる方法、新しいビジネス・モデルが欲しいところです。トランプ政権は、その点でいえば米国の覇権と繁栄を回復させる十分な策を持っているのか大いに疑わしいところではあります。
 米国は元々内向きなところがある国で、国際秩序の構築も、20世紀になって急ごしらえの専門家たちを多数養成して何とかやりくりしてきました。それは、大多数の米国民の意識からはかけ離れた発想で為されてきたところがあります。20世紀になるまで国際秩序の中心になるなどどは思ってもいなかった国なので、準備ができていなかったところはあります。中国のことなども、よく知っている人などは非常に稀でしょう。内向きになってしまいやすい素地は元々ありました。そうはいっても中国やEUに代わりが務まるわけではないので、米国による国際秩序の立て直し以外に好ましい選択肢も見当たりません。
世界で最も批判され、嫌われている人の一人ではないかと思っていましたが、国内での支持率は50%と歴代大統領と比べても遜色ないんですね
トランプ支持率 https://www.houdoukyoku.jp/posts/26869
歴代大統領支持率 http://www.american-presidents.info/approvalrates.html#12
本論とは逸れますが、このシリーズの挿絵が秀逸ですね。トランプにしても金正恩にしても特徴を捉えていて輪郭だけなのに一発でわかる。伝える媒体としてのイラストの強さ。同時に、AIでどの程度判別できるもんなのかな、というのも気になるところ
今回は外交、通商と外側への影響をまとめていただいた(連載の趣旨からいうと当然ですが)のですが、アメリカ国内で起こっている「分断」も深刻だと思っています。これはトランプ前からの状況で、彼がある意味象徴になっているのですが。

例えば今回の記事にはありませんでしたが「メキシコの壁」も外交の一つの目玉ですね。

個人的にアメリカに住んでいるヒスパニック系の友人が多く、
ほとんどの友人がいわゆる2世(両親が移民でメキシコやプエルトリコ、コスタリカなど)で、アメリカで生まれ育っているので本人たちのアイデンティティはアメリカ人です。
彼らは自分達がアメリカで生まれたことを誇りに思っているし、その判断をした両親を心底尊敬しています。
私はそれがアメリカの偉大な多様性を生んでいると思っています。

それが、今後壁を作ってヒスパニックの移民を禁止するとなったらどうなるでしょう?
アメリカはやっぱりアングロサクソンしか優遇されないんだと彼らが感じてしまった瞬間、ものすごい勢いで分断が起こります(すでに起きています)。

今の大統領が言うMake America Great Againは間違っていると思います。
【国際】東郷和彦が言っていたことだったと思うが、外交を行う上で、

①能力があってやる気がある人間
②能力があってやる気がない人間
③能力がなくてやる気がある人間
④能力がなくてやる気がない人間

の4つのタイプがいる時、最も国益を害するのは③のタイプなのだという。最近のトランプ政権というのはがまさに③のタイプが増殖しているわけだから、国際情勢がメチャクチャになる
大局観がなく、直感で行動しているので、残り3年弱の間にも様々な既存秩序を壊す可能性があると思います。次の大統領が真っ先に取り組むべき仕事は、壊された世界秩序の再構築ですが、果たしてどれくらいの期間を要するでしょうか。
こういうことが起きうる選挙制度(広範囲でのメディア操作系含め)はやはり時代に合わせた改革が必要だと思います。

人類の歴史を振り返れば、共産主義や自由主義などのような、どっちかに偏ったことが正しかったことはなく、自由主義陣営は徐々に福祉国家化し、共産主義国家は修正主義国家化し、どんどん中道的な形になっている。
二極対立を煽るのではなく、今の時代にあったシステムを構築することが肝要。
知性の終焉。野蛮の跋扈。
日本は、何処に付いて行くのか?
次回にイヴァンカ氏が二世出馬して、「新帝国主義」がはじまる。
なんてSFなニュースをみても、数年前なら「はいはいありえません」と思っただろうけど、今は「5%ぐらいあり得るんちゃうか」と思ってしまうぐらい。
この連載について
暴走が加速するトランプ政権に、世界の新たなルール作りを目指す中国。北朝鮮問題から中東問題まで、地殻変動が進む国際情勢と地政学の動きを解きほぐし、徹底解説する。