この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。
この記事の著者 / 編集者
関連する企業
移動体通信(au)・固定通信・グローバル通信を運営する総合通信事業者。傘下に沖縄セルラー電話、CATV業界大手のJCOMなどをもつ。金融、エネルギー事業なども展開。
時価総額
10.3 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧
【リンダ・ヒル】1人の天才に頼る組織は危険、集団で天才になる方法
528Picks
【リンダ・ヒル】リーダーが抱える、6つのパラドクス
900Picks
答えのない時代にこそ必要。「良質な問い」を生む対話法
547Picks
新書1冊を20分で。「本の世界」と「自分」をつなげる読書法
577Picks
【実践】本を読む前に、仮説を立てよ
615Picks
思考力を鍛える、探究型読書の心得
1015Picks
【新】今の組織に求められるのは、競争力ではなく「共創力」
795Picks
会社は“バンド化”する。激変する令和時代のトレンドを読む
407Picks
新たな価値を創るのは20代。“年功序列文化”と決別する方法
289Picks
シェア50%を目指すと失敗する。シェア5%企業が勝つ理由
393Picks
投資する側にとって、リスクをヘッジする効果があるのは前述のとおりだが、増資をうける会社側にとっても、初回でいきなりドーンっと50億増資するよりも、
1)資金調達が簡単になる
2)時価総額が安いタイミングで調達する額を最適化できるので、希薄化(内部の持分比率の低下)も最小限にできる
3)以外と精神論のようで大きいのが、コスト感覚が緩まない(気を付ければ良いだけと思いがちだが、お金は魔物で多くを手にするとどうしても感覚がおかしくなってします)
のメリットがある。
前置きが長くなったが、大企業のオープンイノベーションも不確実性に向き合うという点では、通常のVCと同じ。唯一違いがあるとすると、目的が金融的リターンと事業シナジーと二兎を追うということだけ。という意味ではで、事業リスクだけではなく、関係性の深まり(シナジーの検証度合い)の2つの軸で、ステージングして、段階的に投資を積み増していき、最後はM&Aもありえると考えるとわかりやすいのでは。
ベンチャーと大手共創の為の出会いの場に多々関わる昨今。
現場レベルで予算がついておらず宙ぶらりんとなることも多いので、各事業で予算確保をするか、社内のこういった仕組みが準備され社内全体で案件を持ち込めたらよいと感じた。
何を持ってシナジーがあると判断するのか?どうシナジーの効果を測定するのか?が気になるところ。
シナジーに比べれば、投資対効果なんて数字になる分、理解も管理もしやすい。
素材屋から言えば、元々うちにあった素材と組み合わせて(それこそ、ガラスのコーティングとかに)使えるとか、ある合成技術が、既存製品の製法も変え得る、もシナジーですし、対談中に触れられているように、「大企業のガバナンス」って、そもそもベンチャーにとっては手が出づらいものなので、事業は飛び地でも、ガバナンスの部分を持ってあげられるだけでもシナジーだったり(それは別のカタカナの方が良さそうだが)。
多分、「シナジー」の日本語訳は「相乗効果」に留まらないんだと思うんですよね。
その辺をKDDIさんがどう考えているのか聞いてみたいです。
そして、結婚の例えが出てきましたが、第1回を読んだ感想は、結婚じゃなくて、シェアハウスのイメージを持ちました。あるいは、一夫多妻制の結婚か。