若者の政治参加で必要なこととは?
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本日、初めてPICK ONEに出演させていただき、「若者政策と議連の発足」についてお話しさせていただきました。
サッシャさんと寺岡さんの卓越した場回しのおかげで、あっという間の10分間でした。
お話したのは、いよいよ発足する若者政策推進議連について。
先日議員との事前打合せに出席させていただきました。
すでに先進諸国で導入されているように、若者から議員が意見提言を受け、実際にそれを実現するという流れと、国会が若者に関する政策を進める際に若者代表らをヒアリングを経るという流れの2つがありえます。
今回は前者の形式で、若者組織が20団体以上同席し、ドメイン投票制や主権者教育、供託金への代替制度導入等、選挙に関わる提案から、データマイニングできる形式の情報公開等の具体的な政策提言までがなされました。
ラジオでもお伝えしたとおり、小泉小委員会を支えた藤沢烈さんや高木新平さんなど、私達より少し上の世代がどんどんと空気感を醸成して、次の世代にバトンを渡そうとしてくれています。
それを受け取れるかどうかが試されているので、引き続き邁進し、実際に具体的な政策が実現するように働きかけていきたいです。
追記:早崎先生、有り難いお言葉、大変恐縮です。
サッシャさんとは話したりなかったので、後日二回戦を行うことにいたしました!笑日本最大の若者組織というとどこでしょう?皮肉でも何でもなく、日本最大規模のいくつかの新興宗教団体の学生部だろうと思います。大学の中で見ていても、「政治に最もアクティヴな若者組織」となるとそういわざるをえないと思います。
日本で政治に関わろうとする若者組織というと、NPOは小規模なところばかり、左翼組織や右翼組織も今や小粒なところばかりで若者は見向きもしない、日本青年会議所あたりは単純に年齢からいって若者組織とはいえないと思います。
「普通の人」というのが宗教組織にも政治組織にも入っていない人のことだとすると、政治というのは普通の人が関わることではありません。発想が逆であるべきで、若者を含めて「普通の人」が政治にかかわるようにするには、若者を含む「普通の人」を何らかの組織活動に取り込むしかないと思います。そうでもなければ、政治に関わろうとするとは考え難いです。政治に利害関係がない人などいませんが、それだけでは日常的に政治に関わる動機にはなりません。
世界史上、「普通の若者」が最も数多く政治に関わるようになった出来事は、中国共産党が文化大革命を発動して、若者たちに「紅衛兵」という肩書を与え、新中国の物語に巻き込んだことであったろうと思います。諸外国を見ても、宗教団体の学生部が最も強力な若者の政治活動であるという国は数多くあります。
先進国の場合、米国民主党であれ、ドイツ自由民主党であれ、緑の党であれ、政党の青年部がかなり活発であることで、ある程度若者の政治参加が実現しています。
日本だと政党は期待されておらず、宗教団体もこれ以上の動員は難しいでしょう。大企業が直接政治をすれば一瞬で事が動きますが、そうなるともう全体主義です。あとはせいぜい全国各地で同人誌即売会を組織している組織委員会の人たちでしょうか。彼らももはや若者ではありませんが。もちろん、「普通の人」は政治にはかかわらず、お役人に任せておけばいいという日本の伝統もありえますし、今後もそれが大勢でしょう。東北復興に関わって感じたのは、もっと若い感覚が政治・行政に入ることの大事さです。特に地方にいけばいくほど意思決定者の年齢が高く、田中角栄が進めた日本列島改造論の世界観が生き残っているように思います。
首長や地方議員に若い世代が入るようになっていますが、まだまだマイノリティ。とんふぃさんが進めているように技術も活かしながら、若い世代がさらに時代をリードしていくことを期待しています。