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2018/4/6
──辻さんは2012年に映画の世界から離れて、現在はファインアート(純粋な芸術活動)に取り組んでいます。今回の『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は映画復帰作とのことですが、映画界を離れたのはなぜですか。
辻 理由はいくつかありますが、まず一つは、映画の撮影現場の仕事は、心身にかかる負担がとても大きいからです。
俳優に特殊メイクを施すには3~4時間かかりますから、撮影現場に入るのは誰よりも早くないといけません。そして撮影終了後、メイクを落とすのにも1時間弱かかります。もちろんその間もずっと現場にいるので、一日16時間労働は当たり前。
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コメント
注目のコメント
5日間にわたる辻一弘さんの特集、いかがでしたでしょうか。
最後に、辻さんのインタビュー音声を聞いたときの、ちょっとした裏話を披露します。
1.師匠のディック・スミスさん、兄弟子のリック・ベイカーさんを、辻さんは「ディックさん」「リックさん」と、さん付けで呼ぶんです。呼び捨てが普通のアメリカ生活が長いのに、日本で話すときに「さん」を付けるところに、お二人に対する辻さんの敬意と愛情を感じました。
2.辻さんは、ご自身のことを一切謙遜しません。インタビュアーが「ものすごい努力をして評価されたと思うんですが」と言ったとき、辻さんは「ええ」とか「はい」。
日本人は、すごい実績を収めた人でも相槌のように「いやいや」と脊髄反射で言ってしまいがちです。アメリカ生活が長い影響もあるのでしょうが、それ以上に、辻さんの自負や姿勢が表れたものだと思います。かっこいい。
皆さんの新年度のスタートに、少しでもプラスになったなら幸いです。ありがとうございました!絶対に嘘ついたりおもねったりしない方なんだなと
全編読んで感じました。
作品の写真にもびっくりだけど、
当時のディックさんが80才に見えない…
好奇心は人を若く保つのか
テレビに出演されていた時に
オリンピックにあわせて日本で個展をやると
おっしゃっていたのでとても楽しみです!
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