訂正:野村とLINE、業務提携の検討開始 アプリで株式売買目指す
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注目のコメント
立場上、細かい話はできないのですが、この組み合わせはうまくいけば一気に日本の資産運用業界を変えられる(大きくできる)座組みだと思います。
ユーザーリーチとUI/UXのLINE、証券として日本最大のAUMとブランドを誇る野村證券の組み合わせ。
野村證券内で何もされずに分別管理され滞留しているお金を再活性化できる座組みであり、数年後加速する相続によるお金の受け口としてのプラットフォームになり得る座組みかなと。
ただ、本当にうまく作らないと、既存の証券をモバイルに載せただけのつぎはぎになってしまって、使いにくい誰も使わないという事もリスクとしてはあり得るので、しっかりとUI/UX磨き上げないとですね。
弊社との関係等については、ちょっとここでは明言を避けますが、LINE上での資産運用が何の抵抗もなくなって常識となる日も近いのではと感じています。
LINEのみならず、メルカリさんの金融事業参入も本格化すれば、中国で起きたアリペイやWeChat Payが資産運用業界を席巻した状況になるのではと期待しています。
(中国と日本は、マクロ環境や、キャッシュレス比率、モバイル比率、5%も金利付けられるMMFなんて普通では作れませんし、、等々、全然状況が違うのでApple to Appleでは比べられませんが。。)
いずれにせよ、資産運用FinTech業界は今年来年で一気に動き出すと期待してます。3月末に飛び込んできた野村とLINEの提携。高齢者の顧客が多いと思われる野村にとって、顧客のカニバリリスクは大きくないと思います。ですので両社で腰を据えてLINEの若いユーザに金融サービスを提供し、その生涯価値を囲い込むメリットはかなり大きいと思います。
ただしネット証券ではかなり手数料が低下してきていますので、正攻法では収益化に時間がかかる上、収益源である信用取引が活発なリテール顧客層の規模はそれほど大きくありません。
そうした事業環境を踏まえて、それでも顧客目線で行くのか、採算重視で行くのか、商品の品揃えも野村のグループ利益を重視するのか、と言った点で腹を決める必要があると考えます。
むしろ両社が同じ傘に入り、野村の業務全体を軽量化する方が効果が大きいと感じました。
日経の解説記事もありました。
https://newspicks.com/news/2919280?ref=user_130194