更迭人事にみるトランプ流交渉術
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注目のコメント
久々のラジオそして初のスタジオでの生出演、やはり緊張しました。
サッシャさんと寺岡さんの優しい問いかけで途中からはほぐれましたが、お聞き苦しくなかったでしょうか?
全てが型破りのトランプ政権。米朝首脳会談に合意したかと思えば、直後に国務長官を更迭、その後安全保障政策担当の大統領補佐官も交代。
今朝には退役軍人長官の更迭もツイッターで発表し、この1ヶ月だけでも閣僚ら主要幹部数名が交代。ホワイトハウス内の雰囲気は戦々恐々とのことで、外からみると政権運営はがたがた。
しかしこれまでのトランプ氏の言動を振り返ると、この事態はある意味「トランプ流」の真髄を表しているとの見方も出来ます。
1987年に出版された自伝「Art of the Deal」には題名が示す通り、トランプ流の交渉術が書かれています。そこには相手に対するレバレッジを重要視するべしとの言葉があります。
先制攻撃も辞さないと公言する強硬派を外交・安全保障の担当に据えることで、対北朝鮮交渉では「予測不能=自らのカードを読めなくする」というレバレッジを手に入れました。
一見ハチャメチャのトランプ氏ですが、お伝えしたかったのは、その是非はともかく、行動パターンはある種の一貫性があるということです。イエスマンをつくり予測不能でゆさぶる、アメリカファースト徹底主義者。
ショーとしては興味深いが、交渉や仕事を一緒にする利害関係者はたまったもんだじゃないでしょうね。そして本当の友達はいないのではないか、と思えて仕方がない。トランプ政権で続く高官更迭。それが対北朝鮮交渉においてどんな意味を持つのか、西山誠慈さんにお話いただきました。
予測不能にさせて相手に揺さぶりをかけるのは、身内にも同様に不安を巻き起こしそうです。南北首脳会談も4月27日に決まり、大きな動きが続きそうですね。
参考:
「2018南北首脳会談」、4月27日に開催 北朝鮮トップが初の訪韓
https://newspicks.com/news/2921194
トランプの交渉術は北朝鮮に通用するか
https://newspicks.com/news/2693667