〈信用情報 東京商工リサーチ調べ〉車輌機器 ほか
2013/10/09, 日刊自動車新聞
◆弁護士一任
車輌機器(株)(自動車・二輪車用整備機器卸ほか=東京)
・負債総額は1億5821万円。自動車・二輪車用整備機械・機器、付属部品卸、パーキングシステム機器の企画販売を展開。稲城市に営業所兼倉庫を設置し、代理店卸を中心に自動車メーカーや整備業者をエンドユーザーに海外にも販路を構築していた。2013年9月期もドイツ大手自動車部品メーカーとの取引開始を計画していた。しかし、大口受注が減少し、売り上げの落ち込みを抑えきれず資金繰りが逼迫、9月30日の決済で資金ショートを起こしていた。
・新宿区大久保1―1―18、中村富士夫社長、資本金4千万円
◆破産開始決定
奈良プレス工業(株)(金属プレス加工=埼玉)
・負債総額は約3億6千万円。架線金物やトラック部品の取り扱いが主軸で、特許や意匠登録を取得するなど、技術力には定評があった。しかし、財務基盤が脆弱で、東日本大震災以降は電材関連を中心に受注が減少。取引金融機関から返済猶予を受けてしのいでいたが経営は逼迫、9月2日に資金ショートを起こしていた。
・加須市道地1302―4、奈良部一二三社長、資本金1千万円
◆破産申請
(株)金子オート(自動車小売・整備業=群馬)
・負債総額は約2億円。昭和25年創業。当初はホンダ、マツダ車を取り扱っていたが、昭和60年からホンダプリモ店(後にホンダカーズ沼田北店)を開設し、ホンダ車の扱いが中心になった。2011年8月期以降はホンダカーズ店を閉鎖した影響などで売り上げが半減、累積赤字の補填で借入金が膨らんでいた。
・沼田市材木町163、金子房江社長、資本金1千万円
Copyright (c) 2024 Nikkan Jidosha Shimbun. All Rights Reserved.