米ウーバー:東南アジア事業のグラブへの売却で合意 (1)
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注目のコメント
半年くらい前にシンガポールとインドネシアでライドシェアを利用しましたが、GrabとGojekの勢いが圧倒的だったのを鮮明に覚えています。
ソフトバンクの発言権を考えるとGojekに売却するのは有り得ないでしょうから、地域ごとの最適化という意味では賢明な判断なかと思います。
ユーザーにとっては健全な競争が減ることで価格やサービス面で不利益があるかもしれませんが、、実は本件には相当失望している。
Uberのビューティーのひとつは、世界中どこに行っても同じアプリ、同じアカウント(決済口座含め)で使える事だった。これは実はかなり大きい。
私には米国で初めてDLして使ったUberがジャカルタに行こうがバンコクだろうが使えた時は文字通りWowな体験だった。それが東南アジアでは無くなった。中国ももう無い。インドも時間の問題だろう。それぞれの場所で別のプロダクトを、別口座で使わねばならない。たまにしか行かない旅行者はそもそもDLしないだろうからタクシーに逆戻りだろう。日本で使えないので実感湧かないかもですが、もうすぐ使えるようになるでしょう、その時、海外行って使えたらやはりそう思うはずですよ。
本来Uberは、創業者トラヴィスは、そういう世界観を目指していたのだと思う。世界中をあのUのアイコンで埋め尽くし、ユーザにwowと言わせる事に挑戦していたのだと思う。
創業者のチカラ、というものはそういうものだと思う。良し悪しの問題ではない。確かに経済合理で言えば、どちらも勝つ見込みの無い殴り合いで消耗するより本件のほうが合理的判断だろう。しかしBig visionとは合理だけで成し得ない事がある、というよりそもそも起業など大なり小なり、大それた事なのだから、ある意味合理と真逆の決断でしか成し得ないとも言える。言い換えればそれこそが創業者の役割だとも思う。(別記事へのコメント転載)
ソフトバンクの整理によって地域独占に向かうライドシェア。本当に事業可能性が無くての撤退なのか、協調寡占の弊害なのかは判断が難しいところ。
サービスレベルが低下していかないかは注視が必要ですね