人工知能は「出版不況」を救うか?AIによる書籍需要予測という試み
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注目のコメント
書籍だけではなく、AIにより、将来の商品需要予測が正確にできるようになれば、PLC(Product Life Cycle)を大きく変えることができるようになるので、そうなれば本当に面白いなと思います。
販売機会損失を短縮化できるだけではなく、消費者は欲しい商品を購入しやすくなると思います。
予測するには、過去のデータ蓄積が重要となりますが、データがないか、官民で蓄積されていてもオープン化されていないため、使用できないことが一番のボトルネックかと思います。
いつ、どんな商品がどれだけ売れたかのPOSデータは、かなり集積され手いると思いますので、各企業がデータを拠出してくれる仕組み作り、データが自動的に蓄積される仕掛けが一番重要ではないかと思います。何度かコメントしていますが、テレビドラマの視聴率も第一話が放送される前にだいたい±2.2%以内の誤差で予測できますし、どの要素がどれくらい視聴率に寄与しているかも予測できます。インターネットでの検索動向やTwitterでのつぶやきも含めて解析。
福島悠介, 山崎俊彦, 相澤清晴, “放送前の情報のみを用いたテレビドラマの視聴率予測,” 映像情報メディア学会誌, vol. 70, no. 11, pp. J255-J261, 2016. http://doi.org/10.3169/itej.70.J255
また、生放送番組の視聴者数や離脱率もある程度予測可能。これができると事前にVMを何台起動しておくべきかなどコストの議論ができます。下記はSchooさんとの共同研究結果。
福島悠介, 山崎俊彦, 相澤清晴, 森健志郎, 鈴木顕照, “オンライン動画学習サービスにおける閲覧数・離脱率の推定,” 映像情報メディア学会, ヒューマンインフォメーション研究会 (ITE-HI), 2017.素晴らしい試みだけど、需要が固定的にあったときに、それを受けての生産部門の効率化のように見える。需要を作る、火を付ける確度を高める仕組みも必要に感じる。