なぜ楽天のキャリア参入を疑問に思うのか - 三木谷社長に秘策はあるのか
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注目のコメント
3キャリアの寡占状態や、それによる莫大な利益について、自分も含めて批判的な論調が多いが、唯一利点があるとすれば、莫大なネットワーク投資を安定して捻出できるので国のネットワーク環境の競争力を高く保てること。キャリアがヘタってしまうと世代更新投資が遅れてしまうので、国が主導でキャリアが稼げるような形にしていることは、一定の合理性はあるとは言えます。とはいえ、程度問題だとは思うのですが。。。
その意味で、格安料金で、しかもネットワーク投資をして、といういいとこ取りは難しく、高めの料金設定にするか、ネットワーク投資を大きく節約できる設計をするかのどちらかになりますので、そこが注目ポイント。
記事にもありますが、ある意味この良いとこ取りをしているのが、Y!mobile、UQmobileのサブブランド勢なので、これが市場を歪めているという考えは個人的には変わりません。ドコモとKDDIがクライアントであるはずの北さんからするとオーソドックスに考えるとこういう論旨ですよね。
通信ビジネスはこれまでにも次第にレイヤーの高い方へ移行してきました。その目指す最たるドメインはEC、金融・決済、広告です。当時のソフトバンクよりはこの領域を既にもつ楽天が顧客IDをテコに通信ビジネスをするのは、楽天モバイルが追い風だから「?」じゃなくて「!」なわけです。
一方で課題は素人でも分かるくらい山積で、無策なら参入はありえない話です。以前からコメントしてますが、総務省にとっても競争政策上後押しせざるを得ないはずです。
グローバルでMVNOで成功している事業者はなかなか存在しません。前述のドメインで成功しているMNOもなかなか存在しません。存在しなかったら諦めますか?秘策なんて無くて、今ある技術を如何にして活用していくか。
MNOでありながら、MVNOとして運営を続ける事は法的に問題があるのかな。法的に問題が無くても、MNOとして好ましくないのなら、auとUQ、SoftBankとワイモバイルの関係に対して問題を提起し、議論すべきじゃないかな。docomoと楽天に資本関係は無いですが、MNOとMVNOという関係は同じ。
人口カバー率は決められた場所をクリアすれば良いので、新規参入で求められる最低限の基準を達成する為に、電力会社との提携をアピールしているのでしょう。
当然、建物内や地下鉄、役場から外れた場所では圏外が大量に発生しますが、そこをカバーするのにWi-Fi Callingやローミング、MVNOを活用していくのだと思います。楽天にとっては、5GHz帯のアンライセンスバンドとライセンスバンド(LTE回線など)の連携が3キャリアよりも重要な位置付けとなりそうなので、Wi-Fi網の構築も課題になるかもしれない。