【独白1万字】山田進太郎「メルカリの野望を全て語ろう」
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昨年、現金出品などが話題になり、ワイドショーなどで取り上げられたことで、メルカリを知ったという人も多いのではないでしょうか。恥ずかしながら私もその一人で、スタートアップで話題になっているとは聞きながらも、最初は何が面白いのか理解できていませんでした。
ただ、ユーザーになって使ってみると、これが面白くてハマってしまいます。ちょっと背伸びをして買ってみた奇抜な服や、引っ越しでいらなくなったソファなどを恐る恐る出品すると、これが売れる売れる。1回メルカリを使ってみると、自分が持っていた不用品が、実は「資産」だったことに気づかされました。
メルカリによって「資産の定義」が変わり、それが「流動化」すると、山田さんが言うように、新たなビッグビジネスが生まれる可能性を感じました。メルカリにもモチベーションクラウドを導入頂いています。
メルカリのように急成長する企業は拡大と共に様々なひずみが生まれ、エンゲージメントスコア(企業への愛着や仕事への情熱)が下がっていくことが多いです。
しかし、メルカリは他に類を見ない成長をしながら、国内トップクラスの高いエンゲージメントスコアを誇っています。
多くの成長企業は社員のエンゲージメントを「成長」、つまりは事業そのものの成長やそこから生まれる仕事の機会で束ねようとします。
勿論、それ自体は決して悪いことではないのですが、そうするとどんな企業もいずれは直面する成長の鈍化により、エンゲージメントは急低下します。
しかし、メルカリは「成長」という魅力は勿論のこと、「理念」つまりは自分たちが大切にしたい働き方であるバリューによってエンゲージメントが束ねられています。
更にはそこに、今回進太郎さんがお話されたような「未来」が加われば、非常に強い社員とのエンゲージメントが生まれるのではないでしょうか?
「成長」だけではなく、「理念」や「未来」の魅力が加われば、例え事業が苦しい時でも、それを跳ね返す強いエンゲージメントに繋がります。
意外とそのようなエンゲージメントの高め方、束ね方ができている国内のメガベンチャーは多くありません。
アメリカではグーグルが何年にも渡り、「働きがいのある会社」の1位に君臨していますが、日本ではメルカリがそのようになる日も遠くないかもしれません。
特集ではそのようなメルカリの組織や人事の話も取り上げてもらいたいです!
※エンゲージメントの詳しい記事はこちらです
https://newspicks.com/news/1973089/山田さんという稀代の起業家がイノベーションを語る際に出てくる話が全て中国であるというのが世界テックの中心は今どこかという意味で象徴的ですね。メルチャリもメルペイもロールモデルは中国企業です。
そして非楽天的、というとアレですが、彼の目指すオープンプラットフォーム指向というのも、これからの大きなトレンドDecentralization、非中央集権化に沿っています。但しそれで巨大化したモデルは意外に無く今のテックジャイアントは全て中央集権モデルにて、その挑戦は見ものです。