[特報]国内初のクラウド勘定系をユニシスとマイクロソフトが開発、北國銀が採用へ
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注目のコメント
北國銀行さんには以前見学に伺ったことがありますが、全行員がsurfaceとスマホを持ち、仕事は完全ペーパーレス。
銀行なのに本当にフリーアドレスで、ごみ箱は全くなく、ついでに本店なのに金庫がない。
社員食堂のも現金はなく電子マネーで決済。
やれば本当にできるんですね。
最後まで紙が残っていたのは、取締役会の資料だったそうですが、頭取から「いつになったら紙が無くなるんだ!」の一言で、全廃。
ご年配の役職者の方はさぞや大変だっただろうと思いますが、トップのリーダーシップが会社を変えるということ新ためて認識しました。
そして今回は営業系だけでなく勘定系もクラウド化。
多くの読者の方は何を今更と思うかもしれませんが、銀行に詳しい方なら誰でも驚くくらい、これは画期的なことです。
技術的にできるということと、現実にやるということのギャップが一番激しいのが金融機関で、かつセキュリティや安定性など、実際のお金を扱う勘定系システムは、一般のシステムとは比較にならないレベルが求められるからです。
北國銀行の勘定系のクラウド化は金融機関のシステム化の面で、非常に大きな一歩と評価できると思います。下記に各地銀が採用しているシステム一覧がある。BankVisionは記事にあるように10行で採用されている。
北國銀行は2015年1月稼働、2017年5月稼働の大垣共立銀行を除けば、他行は先のタイミングで稼働開始している。更改タイミングについて詳しくないのだが、他行より早いタイミングでの更改になっているのはなぜだろう?他行の動向含めて今後注目。
http://www.fina-sol.com/handbook/bank/core/core-regional北國銀行はペーパレス化の実施やノルマの廃止等、様々な改革を実施してきた銀行らしくない銀行。
基幹システムのクラウド化をどんどん進めて柔軟性のあるシステムにしていってほしい。
これまでメインフレームが大半であった勘定系にクラウドが加わると、開発コストと保守費用の低下から大手sierは収益減に繋がるかもしれない