[13日 ロイター] - 米世論調査機関ハリス・ポールが13日に発表した企業評判指数調査で、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>が3年連続で首位に立った。電気自動車(EV)のテスラ<TSLA.O>も順位を上げたが、アップル<AAPL.O>とアルファベット傘下のグーグル<GOOGL.O>は順位を下げた。

アマゾンは、2位に後退した15年を除き、合わせて5年間、首位の座を確保した。

ハリス・ポールのジョン・ジョージマ最高経営責任者(CEO)はロイターのインタビューで、アマゾンがホールフーズを買収するなど消費者の生活により深く入り込む事業展開を行っていることが理由だろうと述べた。

テスラは、前回の9位から3位に浮上。米宇宙開発ベンチャー企業スペースXの新型ロケットにスポーツカー「ロードスター」が積み込まれたことが理由だという。

一方で、アップルは前回の5位から29位に、グーグルは8位から28位にそれぞれ後退した。

ジョージマCEOは、アップルとグーグルが順位を下げたのは、両社がこのところ人々の目を引く製品を投入していないからだと分析。「自動運転車はまだそれほど身近ではないし、両社がやろうとしている人工知能を利用した製品もまだ目にしていない」と述べた。

最下位は、欠陥エアバッグ部品問題で経営破綻した民事再生手続き中のタカタ<TKTDQ.PK>だった。

調査は米国の成人2万5800人を対象に昨年12月11日から今年1月12日にかけて「もっとも目立つ」企業をたずねた。

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