[北京 13日 ロイター] - ドイツの化学大手バイエル<BAYGn.DE>は13日、米種子・農薬大手モンサント<MON.N>の買収計画について、中国商務省から条件付きで承認を得た。

商務省のウェブサイトに掲載された声明によると、同省はバイエルに対し、野菜種子・トウモロコシ、大豆、綿、農薬など一部事業のスピンオフ(分離・独立)を指示した。

バイエルはすでに、欧州連合(EU)の規制上の懸念を和らげるために、種子・農薬事業を59億ユーロ(72億7000万ドル)でBASF<BASFn.DE>に売却すると表明しているほか、BASFへの野菜種子事業売却も提案している。

バイエルはまた、統合後の新会社の中国でのデジタル農業事業について、中国のファームマネジメント・ソフトウエア開発会社に「公正で妥当かつ非差別的なアクセス」を提供することも約束した。

同社のモンサント買収計画はブラジルの規制当局からも承認を得ている。