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シンガポールの図書館に見る、「スマートネーション」の現場

NewsPicks編集部
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    ジョーシス株式会社 シニアエコノミスト

    先週からスタートした新連載のアジア縦横無尽、シンガポールのスマートネーションについて、図書館での体験から考えてみました。目覚ましい発展ぶりが注目される国ですが、デジタルデバイドや情報や所得の格差もあります。図書館を通じた知へのフリーアクセスは、そうした課題を考える材料にもなりました。

    シンガポールは政府からの決まりも多い国ですが、その反面、出せるものは出す、必要なことをする、という姿勢もはっきりしています。

    シンガポールの公共図書館は、貸出などをしなければ、利用登録なしでも入館できます。旅行や出張で来る方も寄ってみてはいかがでしょうか。

    アジア縦横無尽、初回は無料でお読みいただけます。
    https://newspicks.com/news/2851367

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    シンガポールは華人の理想を体現した国家です。東南アジアの華人の多くは中国南東部、広東省や福建省に由来します。とりわけシンガポールでは、リー・クアンユー一家に代表される客家系の華人が主導的な位置にあります。彼らは教育を重んじ、経済を中心に据えた人の流動性が極めて高い社会を形成し、富と社会共有資本(ソーシャル・キャピタル)を発展させてきました。彼らが理想とする社会は、中国本土の儒教や儒教的官僚帝国の理想とはまた異なるものです。

    シンガポールの隣国、マレーシアでは、華人の建てた学校の立派さに目を見張ることがよくあります。あえていえば、彼らの教育への注力ぶりは、他の民族、マレー人ムスリムやヒンドゥー教徒の多いインド人と比べても突出しています。学校の建物も、他では見ないような立派な鉄骨や資材を使っていて、課外活動でも、成績でも、際立って優れています。華人たちは社会共有資本の発展に私財を投げうつことをためらいません。シンガポールでは、国家が社会共有資本の発展を主導していますが、国家以上に、華人の社会のあり方がそれを可能にしています。図書館や美術館で大人の文化活動や子供の教育プログラム、ピアノやバレエの発表会がいつも開催されているのは東南アジアでシンガポールだけです。

    華人、とりわけ客家は国家を信用していません。彼らが重んじるのは、血縁と財産、そして学校を始めとする社会共有資本です。彼らは基本的には、それを国家の力を借りずに発展させてきました。シンガポールの公共施設が外国人にも開かれているのは当然のことで、社会共有資本の発展と活用には国籍は重要ではなく、むしろ人の流動性が高いことが重要です。
    客家たちは国家をもそのような社会のあり方のために活用しようとします。19世紀には、東南アジアの華人たちはボルネオ島西部で蘭芳共和国を建設し、自分たちの理想を体現させようとしました。リー・クアンユー一家の先祖もその指導部の一員でしたが、植民地化の過程で現地からの離脱を余儀なくされました。20世紀の後半になって、客家たちは再び、彼らの求める国家をシンガポールとして実現させようとしました。知識と経済を発展させる社会共有資本のために存在する国家、という構想は、彼らの歴史から現れてきたものです。


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    スタディサプリ教育AI研究所所長、東京学芸大学大学院准教授

    シンガポールの図書館、こんなことになってるのか。政府の図書館への投資額も相当なものでしょう。「シンガポールは人しかアセットがない」とよく聞きますが、まさにそれを体現した施策。

    米国でも面白い施策を行っている図書館があります。例えば、シカゴ公共図書館。シカゴ交通局が運行する車内で、同局の4G回線を使って電子書籍、映画、音楽、雑誌等を提供しています。


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