名門・富士フィルムに訪れた「新たなる危機」の深刻度
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注目のコメント
うーん。
つねづね、富士フイルムの多角化の挑戦はカッコいいから、応援したいと思ってるし、対比で書かれてるコダックの仮想通貨の話の方が安易であんまり…
漢気の買収みたいな話に見えるので、最終結果出るまで、こんなトーンの記事出さないで、見守ろうよ、と思っちゃいます。名門名門と言うけれど、経済成長すれば書類が増えるという時期に、「ゼロックス方式」と呼ばれる保守費用を枚数カウンターで徴収するビジネスモデルがドル箱だった、ということかと。
ゼロックス方式は、機械が壊れやすい頃にはユーザーにも優しい方式だが、機械殆ど壊れなくなると、事実上保守費用の過払い状態が継続する。それに嫌気がさして客離れするのをとどめるために、「DocuWorks」という無料の書類マネジメントソフトを普及させ、他社製品への移行障壁を上げるなどして来た。
しかし、欧米ではとっくにカウンター方式のビジネスモデルは崩壊し、厳しい競争に晒されていたが、日本ではそのビジネス慣習があたかも当然のように温存されて来た。RICOHや一部の複合機メーカーは、「売り切り+ピンポイントメンテ」という起死回生のゼロックス切り崩しに出たものの、そうこうしているうちに時代はデジタル化へ。
どうしても複合機が必要なら、中古品を買い取りして、壊れるまで使うのが一番です。
それにしても、写真フィルムからやっと脱却したのに、これから複合機に賭けるとは。いくら「夢」でも時代がね。コダックが高速印刷にシフトしたのは納得。日立の場合、後に中西さんが出てきて、アメリカHDDの赤字垂れ流しを処理し、うまい具合でHDD部門を売却しましたが、
富士フィルムの場合、ゼロックスという腐った宝を手に入れて、それをうまく好転させていく力は、もはやないのではありませんか。
東芝はWHによって倒産の危機に直面しました。その処理はほとんど東芝のすべての収益部門を売却してしまいました。