来月末に南北首脳会談開催で合意 韓国政府発表
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北朝鮮の外交巧者ぶりにはある種の尊敬さえ覚えます。
北朝鮮は韓国の特使との面会で
「満足のいく合意ができた」と発表しており、これは表向きの声明の裏側では北朝鮮の核、ミサイル問題は取り敢えず棚上げにしつつ、近々行われる予定だった米韓合同軍事演習のみ中止、又は延期することに合意したと考えるのが妥当です。
謂わば米韓の軍事協力関係に楔を打ち込むことに成功しつつある、ということです。
一方で対話中は新たな核実験は行わない、というのが、今回の北朝鮮の唯一の譲歩ですが(安全保障と引き換えの核放棄は、北朝鮮は昔からずっと言っているので)別に核開発を行わないと言っているわけではなく、既に水爆も技術的に完成している以上、後は量産化に向けプルトニウムの生産と再処理の時間を稼ぐだけです。
過去南北首脳会談は二回行われていますが、いずれも北朝鮮を利する結果にしかなっておらず、その反省から6カ国協議を始めとする多国間協議に移行した経緯があります。
北朝鮮外交が、多国間協議の枠組みから、米韓日の各個撃破に成功しつつある今、次はアメリカが北朝鮮との二国間交渉に応じるかということに焦点が移りそうです。
(追記)
続報では米韓合同軍事演習の実施に北朝鮮が理解したと報じられました。
となると、金正恩をして満足のいく合意と言わしめたものは何だったのか?
どの様な密約が結ばれたのか、今後を注視する必要がありそうですね。安倍さん！ トランプさんに電話して、クギを刺さないと――。「バカったれ！ ロケットマンと乳繰り合って、何になる！ 後悔するぞ」とか何とか、過激につぶやいてもらわないと、ハシゴを外された感が、津波のように押し寄せてくる。北のミサイルの照準はソウルじゃない、もちろん東京だよ。日本海側の原発もヤバい。
