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下記が昨年10月発表の千趣会中計資料。現在の不振(SPAの目的化等)や今後の対策(セグメントを絞る等)について、記事に書かれているようなことが記載されている。財務をSPEEDAで見ても、PLはもちろんだが、回転期間についても仕入れ回転日数が低下(より早く支払いを求められている)な気になるところ。
今後はどうなのか、という点では個人的に中計資料を見てあまりワクワクできなかった。スライド32に実行会員数の年齢分布があるが、一番のボリュームゾーンは40前後。Amazon Primeやニトリも攻勢をかけていて、都度買いは多少あっても習慣化ができるイメージが正直ない。
これまでの歩みと併せて商品開発についての反省も中計資料にでている。昔できていて今できていないこともあるだろうが、昔は他社がやっていなくて今は他社がやっていることもある。特にベルメゾンが力を入れている女性衣料や雑貨は、そもそも分散していて参入も多い業界。GMSとかもやっていたなかで専門店に負けたのも競争環境の変化。資料を見て「誰が、なぜ」選択するのか、他社はなぜ模倣できないのかは正直見えなかった(そもそも模倣不可能な事業を作るのは極めて難しいが…)。
https://www.senshukai.co.jp/main/top/pdf/171027_mid-plan.pdf

ちなみに…先日友達から聞いた小話。千趣会の名前の由来は元々こけし販売から始まって、その仕入れ先が「こけし千体趣味蒐集の会」だったこと。
https://www.senshukai.co.jp/main/top/about/history.html
Amazonのような使い勝手のいいサイトに淘汰された部分があるといった話ですが、千趣会といえば早い段階からAWS導入しており運用コスト削減や内製化に成功しているといった話もよく聞きます。
結果から見るとAWSがもたらした恩恵よりAmazonがもたらした脅威の方が大きかったという話。ITはあくまで目的を支えるプラットホームだからこそ、その上で動かすプロダクトの目的や中身の方が何倍も重要ということがわかりました。
商品数が多い=商品開発に携わる機会が多い、という理由で千趣会行った学生さんいたなぁ、、、。今どんな感じなんだろ。