【石井朋彦】テクノロジーはアニメをどう変えるのか
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注目のコメント
ジブリでは鈴木プロデューサーの愛弟子として活躍してきた石井さん。日本のアニメプロデューサーのトップランナーです。
クラフターのオフィスは、普通の会社のオフィスのような雰囲気で、いい意味でアニメが産業化していることを実感しました。非常に面白いインタビュー記事です。有料会員でないと読めないのですが、、、ここが重要だと思います。
『日本は世界で唯一、実写でやるようなドラマをアニメで作り続けてきた国です。一方、一部の国をのぞき、海外のアニメキャラクターは、動物か子どもか、デフォルメされたキャラクターです。
海外では「『君の名は。』をやるなら実写でやりなよ」と言われるでしょう。「攻殻機動隊」も「進撃の巨人」もそうですが、日本は本来なら実写で作るような物語をアニメで作ってしまう国です。日本が世界に打って出る数少ないポイントは、そこにあると思います。』
3DCGは、視点の移動が自由なので手描きではとんでもない労力とお金がかかるような激しい動きを表現できます。
「GODZILLA 怪獣惑星」https://www.youtube.com/watch?v=pYwAbBI0r5o
の凄まじい戦闘シーンに腰を抜かした業界関係者も多いと聞きます(笑)。それと初期コストがとても高いのですが、何度も使えば安くなるので、2期につながるような良質な作品が生まれやすくもなると思います。
『宝石の国』 https://www.youtube.com/watch?v=pwFpAyEuph8
は手描きでは表現不可能な美しさを3DCGによって実現しました。
日本のアニメはテクノロジーによって一気に進化しようとしています。その勢いは日本のコンテンツ産業全体に影響を与えるほどだと思います。現実と夢が調和され、ビジネス、日本文化、グローバルの観点も網羅。あっぱれな記事です。
アニメ×テクノロジーの文脈を、金融×テクノロジー=フィンテックとの共通性で語られた後のご発言
「それは人間の仕事が奪われるということではなく、それまで膨大な時間を要していた手仕事をAIに任せ、アニメーターは重要な芝居に集中できるということです。」
これは金融においても同じことであり、フィンテックを「こわいこわい病」や「よく分からない」という理由で敬遠する金融内部のお偉方にもお聞かせ願いたい、笑
中国アニメの画とストーリーの劇的な品質向上、日本語吹替での輸入の視点をコメントしようと思ったら、後段にて中国vs日本の二元論ではない、協調もありうる点、しっかり網羅されておりました、笑。あっぱれ。