女性による女性のための「ロマンス小説」書店に行ってみた

2018/3/12

書店売り上げ前年比2割増

前回の記事ではインディーズ雑誌の台頭についてお伝えしましたが、さまざまなプラットフォームを活用することで“ニッチ”が居場所を見つけるのは、インターネット上に限りません。
クラウドファンディングの「Kickstarter」で立ち上げ資金とコミュニティを確保し、ファンがクリエイターをサポートできる「Patreon」で毎月継続的な支援を受ける。そんなモデルで運営される、とてもユニークな書店を見つけました。
日本でも、少し前に女性向けの書店がオープンしたというニュースを目にしましたが、カリフォルニア州カルバーシティにある「The Ripped Bodice」(“Bodice”は、女性が腰から上にまとう衣類を指す言葉)は、さらに特化型の書店。アメリカで唯一のロマンス小説に特化した書店です。
購入ボタンをポチッと押すだけで大概の本が手に入るアマゾン時代に、売り上げ前年比20%で伸びる人気書店へと育っています。