筆頭株主側の取締役過半数に 日本ペイント、要求受け入れ
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リリースはこちら。
https://www.release.tdnet.info/inbs/140120180301480635.pdf
https://www.nipponpaint-holdings.com/company/officer/
これは大きなニュースだと思います。
役員を7名(含む筆頭株主ウットラムから1名と社外2名)から10名に増員し、社内から4名、ウットラム推薦6名体制にするということのようです。ウットラムの出資比率は39%ということですが、本件後は実質的にウットラム子会社になるように解釈されます。
これがその他の一般株主にとってハッピーなことなのか、丁寧な説明が必要になりそうですね。日本のガバナンス史で一つの転換点となる事例になると思う。
少し整理すると、ウットラムの提案全てを飲んだわけではない。ウットラムは元々ゴー・ハップジン氏+社外取締役5人だった。今回の開示資料(椎名さんがリンクを張ってくれている)を見ると、社内取締役4人が加わった計10名。
今後、意見が割れる事案の時に、今後特にウットラム側が推薦した社外取締役がしっかりと株主利益を中心に議論できるかというのもポイントだろう。
従前からの社外取締役だった松本氏・三品氏は退任予定。
過去の本件についてのPickは下記(時系列順)
https://newspicks.com/news/2762709
https://newspicks.com/news/2824298
https://newspicks.com/news/2837005筆頭株主であるシンガポールのウットラムグループが取締役の過半数を送り込むことを求めた株主提案を全面的に受け入れると発表。日本ペイントの取締役は現在の7人から10人に増え、うち6人がウットラム側からとなる。