【戦略】「米中新冷戦」に備えよ。習近平の強気とアメリカの悔恨
2018/3/6
「米国の支配が続くのは問題だ」
中国は長期政権に向けて体制を固める習近平・国家主席のもと、米中関係が危険な段階に発展する可能性に備えている。中国の台頭を抑え込もうとするドナルド・トランプ米大統領に、断固として立ち向かう構えだ。
2月25日に国家主席の任期制限を撤廃する憲法改正案が発表されたが、それより前にも習は中国軍に対して、米軍への対抗措置を強化するよう指示している。陸・海にとどまらず、宇宙やサイバー兵器の近代化を進めようとしているのは、核戦力の強化に転じたトランプ政権に対抗するためでもあるという。
長期政権をほぼ確実にした習は、これまでにない権威をもって中国を世界の大国にするという目標に突き進む。米中国交正常化から40年が経ったが、アメリカと衝突し、新たな冷戦が始まるリスクをも辞さない覚悟だと、中国のアナリストらはみている。
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