【証言】中国の若者は、日本が「先進国」だったことを知らない
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「僕はね、もう日本は「俺たち遅れたよね」と一回認めて、世界の最先端を追う戦いからは退いた方がいいと思ってるんです。」
この言葉には賛成できませんね。
中国人は、政治でもビジネスでも「勝った負けた、正しい間違い」などの二者択一的な思考を持っています。
中国人が日本を遅れてると思う理由の一つに、中国を訪れる日本人が「日本は衰退している、もう駄目だ」なんて真顔で言うことです。
中国人はそれを聞いて「あ、そうなんだ。日本は衰退しているんだ」と思うのです。
だから、多少おおげさでもいいからちゃんと日本の強みを相手に伝えるべきなんです。その方が中国人が真剣に対応してくれます。
かつて「二番目じゃ駄目なんですか」という名セリフ?がありましたよね。
負けを認めろという言い方は、日本人としては美徳かもしれませんが、ビジネスや研究開発の第一線で必死に戦っている日本人に対しては何のメリットもなく、失礼な言い方です。今回のインタビューで最も驚いたのは、福田さんが、「日本はビジネスにおける負けを一度認めたほうがいい」とおっしゃられていた点でした。
私も昨年末に中国に出張し、レンタル自転車やモバイル決済が当たり前に使われている光景を見て、日本よりも「進んでいるな」と感じました。ただ、サービスの細部がとても雑なのは事実で、すぐにWeChatが使えなくなるということもありました。福田さんがおっしゃられている通り、そこに日本企業のチャンスがあるのかもしれません。
本日で3日間の連載が終わります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
総理を目指すのかーー。この質問に対して、うまくはぐらかしながらも、決して否定をしなかった福田さんに、とても人間味を感じた取材でした。『欧米のアングロサクソンの人たちや中国人っていうのは、「ビジネスモデルを作ること」が得意だと思っているんです。』
自己主張や獲物(ビジネス)を見つける感覚は、日本人より中国人の方が欧米に近い感覚を持っていると思う。
「日本はこれだけ技術的に優れているのに、何故外資は中国に研究所を作るんだ」と思っているのは、残念ながら日本人だけです。
『日本人というのは、すでにあるビジネスモデルを磨く、作り込む、(中略)本家本元を超えちゃうくらい素晴らしいものを作り出すことができる』
自分たちの弱みと強みを知る事は重要。
「いや昔はウオークマンやビデオを世に送り出した」なんて言っててもしょうがないでしょう。
産業界で不利な戦いをせずに、得意分野を伸ばす戦略が日本には必要。
福田さん、経産大臣をやってみてほしい。