【メルカリ小泉社長】いま私が22歳だったら、官僚を目指す
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注目のコメント
残念ながら私はNPからの取材を受けていただけませんでしたが、もし取材があったら「官僚」と答えるつもりでいました(笑)。
ただし理由は小泉さんとは異なります。
私は民間シンクタンクの研究員としてキャリアをスタートしました。当時の私は、シンクタンクという外部機関だからこそ、その官僚組織に刺激を与え、世の中のパラダイムを変えることが出来るのではないか、と幼稚な青雲の志を抱いていたのです。
現実は当然ながら異なりました。通産省、国土庁、建設省、運輸省(当時)をクライアントに委託研究・調査業務、委員会運営業務などに携わりましたが、あくまで委託先業者は委託先業者でしかないということを確信するのにそんなに時間はかかりませんでした。もちろん、官庁の課長クラス以上を動かすことさえできれば、可能性はあります。ただ、定期的に異動する彼/彼女の在任の期間に動かすことが出来なければ、結局、やりたいことは「振り出しに戻る」で終わります。そして、結局、私には辛抱が足りませんでした。そして、委託先業者は所詮、委託先業者でしかなく、私は自分の仕事に失望して転職しました。
しかし、今でも当時薫陶を受けた官僚の方々との日々を思い出すことがあります。その多くは当時課長クラスの「若手」で、今は政治家になったり、学者になったり、経営者になっているのは皮肉なことではありますが(中には課長にして通産省次官レースの筆頭エースとメディアで呼ばれる方もいらっしゃいました)、そんな人たちと過ごせた日々というのは極めて刺激的な日々でした。そして、何よりも国の意思決定のプロセスを目の当たりにし、少しでもそれに関われたのは、20代の私にとっては、貴重な体験でした。
たかが委託先だった私ですらそうなのですから、同じ省庁の若手として、ガッツリと素晴らしい先輩から薫陶を受け、政策決定の渦中で揉まれることが出来ていれば、どんなにか素晴らしい体験だったろうと思うのです。当時と今の官公庁の現場がどのように変化したか、私にはわかりません。ただ、この経験を根拠に、もし私が今、22歳だったら、確実に官僚を目指すことと思います。もちろん、数年で辞めるとは思いますがw勝ち癖、正しい評価の話、など(少し長めですが)若いみなさんに是非読んでほしい(タイトルだけじゃなくて)
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>就職活動を控えている学生のみなさんには、「社会とは、既存の輪に自らがアジャストする場所ではなく、自らの力で変化を起こすための場所である」と伝えたいです。mixiやメルカリという事業会社で社会を変革している小泉さんが、社会を変革する存在として官僚を評価している点が面白い。ぼくも生まれ変わっても官僚を目指すと思うので。森友事件を巡る財務省の不始末で官僚のあり方が根本的に見直されるこのタイミングというのもグッときます。