【解説】アマゾンの売り場を「占拠」する、異端の家電メーカーの正体

2018/3/2
世界最大級のオンラインショピングサイトであるアマゾンを、もっとも上手に「攻略」することでグローバルに成長してきた家電メーカーを、あなたはご存知だろうか。
スマートフォン用のモバイル充電池に始まり、ワイヤレスのスピーカーやイヤホン、ロボット掃除機、加湿器、音声認識機能を搭載した車載機器まで。
アマゾンのサイトでは、これらの商品は多くのカテゴリーで高い評価を得ており、商品検索をするとサイト上位に頻繁に登場する。
いざクリックして購入すると、アマゾンの物流センターにストックしてある在庫商品が、最速で自宅に送り届けられるシステムになっている。アマゾンで売り、アマゾンが届け、アマゾンで評価を受けるという訳だ。
そんな「アマゾン家電」によって急成長してきたのが、中国の家電メーカーであるANKER(アンカー)だ。2009年に中国・深圳で生まれたベンチャーは、すでに世界で約1000人の社員を抱え、売上高も450億円(2016年実績)を超える。
NewsPicks編集部は、アンカー日本法人の井戸義経社長へのインタビューを敢行。知られざるビジネスモデルと急成長の秘密に迫った。