なぜ、不機嫌なオジサンが増殖しているのか
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注目のコメント
アメリカの事例に学ぶところとして、「フィランソロピーのステータス・イメージを上げる」というのがあると思います。
「ボランティア」というと下働きのイメージがありますが、アメリカでは慈善事業や文化活動の運営をやる人たちはハイソな方々で、その活動に携わることで「人の役に立ちながら、自分のステータスも高くなる」という自己実現ができます。仕事からはリタイアしたアメリカ人がたくさん、例えば私も関わっている日米親善団体などで活躍しています。ビル・ゲイツや、その昔のカーネギーなどもそうです。
「高齢者対策」のポイントは、「暇つぶし」でなく「自己実現・承認欲求」だと思います。私、NPってここに書いてあるオジサンに「なりたくない」人のニーズをもっと取り込めるようなビジネスモデルを作れるような気がしてならないんです。
まず、オジサンが好きな「ニュース」を土台かつサービスの入り口としていること。
そしてオジサン予備軍の得意な「自分の得意な」業界分野のコメントができ、かつ承認欲求を充たせる仕組みがあること。
ピッカー感謝祭、アカデミアセミナー、それから公式ではないけど利用者が自発的に開催するオフ会など、肩書き、業界超えた交流の機会も設定されていて多様な交流チャンネルが作られつつあること。
今のNP見てると就活特集などによる学生会員増加への取り込み、アカデミアセミナーなどでの健康関係のセミナーなど女性会員増加の取り組みが目立ちますが、逆説的に言うとそれをやらなきゃならないほどオジサン予備軍が多い(あくまで想像です。実際は分からないけどコメントは圧倒的にオジサン予備軍世代目立つんで)のは元々オジサン向きだからじゃないからかなあと。
アカデミアセミナーで腸コンディショニングとかやっていてそれはそれで良いとして、その他オジサンの向けに自転車とかとかカメラとかトレイルランニングだとか語学だとかプログラミングだとかキャンピングカーとか「カッコいいオジサン」に憧れるオジサン&予備軍向けのイベントとかやると結構ウケる気がする。
自治体や新聞社がやっているセミナーでそういうのがたくさんあるけど、NPならではの切り口でそういう市場の一部をがっつり取りにいける素地がNPにはある気がしてならないんです・・・やはり、これまでの日本の男性って、会社に人生預け過ぎな人が多いことが背景にあるんでしょうね。そうした意味でも、同じ会社で長く働くほど恩恵が得られる日本の悪しき雇用慣行(新卒一括採用、年功序列、退職金制度、定年制等)の打破が必要なのでしょう。