3Dプリンターで「義手」を作る、22歳の起業家が描く夢

コメント

注目のコメント

• 真下 成彦

  株式会社ブリヂストン 先端技術推進部門　首席事務主幹

  ・2018年02月25日

  この記事に書かれている会社の創業者のビジョンには 大変 関心があります。
  
  ただ、記事に書かれている、「Unlimited Tomorrowの長期的ゴールは、現状のロボットアームよりもはるかに安いロボットアームを実現することだ。同社は3Dプリンター技術を用いてそれを実現しようとしている。」と「「僕らはこの分野のビジネスモデルを根本から変えたいと思っている」」だけでは 説明が足りないのではないかと感じます。
  
  3Dスキャナーと3DP造形によるカスタマイズ化は すでにシューズインソールなどではサービスが始まっているので 新しいとは感じられないです。たとえば以下を参照ください。
  http://www.phits.be/en
  
  「義手や義足を製造する上で、医師や病院ではなく、それを必要とする人々に直接働きかけている。」が バリューチェーンVCを変えるから 新しいのでしょうか？
  
  仮にVCの変化が新しいとするなら、
  顧客である障がい者の方々の金銭的な負担、つまり 医療保険の適用の観点や、
  健康面への配慮を専門家である医師抜きで実施することへの対応策なども 考えるべきだと思います。
  顧客が欲しいのは、単に安い、自分に合っただけでなく、長期にわたるメンテ、ケア、をふくめたうえで、金銭負担が少なく、安心して使えるアームだと思うからです。