【業界研究:広告】電通、博報堂を知るための10記事
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電通、博報堂の方ではないですが、東京で広告業に携わる方から「ブランディング案件をやりたいんだけど、全然仕事がこない。どうして、地方でそんなにブランディング案件をやれるんですか?」と、聞かれたことがあります。
答えは簡単で「地方には原石がいっぱいある」からです。従来の広告代理店の役割から、時代とともに「広告」の概念が変わり、ブランディングやコンサルタント的な役割が求められています。
東京には大企業のブランディング案件が多く、それに携わることができる近道は、電通、博報堂を目指すことかもしれません。でも地方で生産者と畑で話したり、工場の現場を取材しながら、「広告」にとどまらないブランディングに取り組むのも、大変やりがいのある仕事です。前職のサイバーエージエントではインターネット広告事業本部にいましたが、たまに電博とコンペでバッティングすることがありました。
そういう意味では同じ領域で戦っている部分もありますが、同じ広告領域でも成り立ちが違うなと常々感じていました。
CAはネット好きで成長意欲の高い人たちが集まって、その人たちがネット広告領域で勝負しているという感じで、一方で電博の人たちは、前提として広告が大好きな人たちで、それで広告領域で仕事をしているという感じを受けていました。
どっちが良い悪いとかでは無く、前提となる部分の違いだなということを感じながら、仕事をしてました。昨年から、電通では大学院に通ったり自己研鑽に励む社員が多くなったと聞きました。
働き方改革で時間ができたこともあるかもしれませんが、組織としても、個人としても変わらざるを得ない状況になっているのでしょうか。
ある電通社員の方は、「若者のトレンドは2週間で変わる。これまでのようなスピードでプロモーションをうっても遅い。企業に提案すべきは、組織の意思決定スピードを上げる方法であり、単なる広告やプロモーションではない」と言っていました。
クリエイティブを内に抱えるコンサル企業に変貌しようとしています。