書籍で話題の「ティール組織」とは?

2018/2/20
NewsPicksは、J-WAVE「STEP ONE」(毎週月~木 9:00~13:00)と連携した企画「PICK ONE」(毎週月~木 11:10~11:20)をスタートしました。
20日は、スローガン代表の伊藤 豊(いとう・ゆたか)さんが出演。
伊藤さんは、優れた人材を新しい産業などに紹介するスローガンの代表取締役社長でいらっしゃいます今日は「10分で分かる、いま話題の未来組織『ティール組織』未来を変えるプロジェクト by DODA)を題材に、最新の組織改革の形、ティール組織についてご解説頂きました。
POINT 1:
ティール組織とは?

2018年1月、日本語版「ティール組織」が出版され、いま注目を浴びている。原著である「Reinventing Organizations」は、出版から4年が経過しているものの、日本での影響が特に大きく、多くのビジネスパーソンに衝撃を与えている。
「ティールというのは色の名前で青緑色を意味します。本書では、組織の進化形態が説明され、アメリカのインテグラル理論に基づき、組織をレッドやアンバー、オレンジ、グリーン、ティールと何色かに分類しています。
現在の多国籍企業、グローバル企業の大半は達成型組織(オレンジ)といわれる、組織モデル。役職の階級によって情報量に差が生まれるものの、複雑な階層型にすることで、大きな組織をマネジメントしていこうとする発想を持っています。
それに対して、もっと組織の平等性・多様性を重視して意思決定しようというのが多元型組織(グリーン)。コミュニティ型で、組織をファミリーのように捉えるのが特徴です。
しかし、対等に意思決定しようとすると、行き詰まり、組織を形成することが難しくなりますよね。なので、組織内に上司部下をつくらず、自分たちで様々な意思決定をしていき、セルフマネジメントしていくのがティール組織なんです」(伊藤さん)
POINT 2:
理想の組織形成の難しさ
「それって理想的に思えるのですが、実現しますか?」(寺岡さん)
「結構、難しいと思います。ネット上で書評をみても『どう機能するのか実例が知りたい』とか、『イメージが湧かない』という意見も多いようです。
しかし、本書の中でも語られているように、様々な業種、規模の会社で実践しています。それを特殊な例だと片付けるのではなく、研究、探求する価値あるテーマではないでしょうか」(伊藤さん)
「多くの起業家は、既存組織へのアンチテーゼがあり、理想の組織をつくろうとするパッションがあります。
私も、理想の組織を作ろうと、経営してきたつもりでしたが、会社が大きくなるにつれて、難しくなってきました。世の中で成功している企業の多くは、達成型組織(オレンジ)なので、様々なものを取り入れた結果、理想とかけ離れたものになってしまったんです。
優秀な人を採用しようとすると、多くは達成型組織(オレンジ)で活躍した人だったので、そもそも価値観の違いをきちんと認識していませんでした。なんとなくの理想でなく、組織としてどこを目指すのか、きちんと言語化、共有すれば、混乱は少なかったのかなと思います」(伊藤さん)
POINT 3:
「ティール組織」の第一歩
「ティール組織の良い部分を取り入れ、組織を成長させるために、まず何から始めるべきでしょう?」(サッシャさん)
「組織自体がどうなっているのか明確化することです。マネジメント、リーダー層などでどの価値観に寄せていくのか、きちんと組織設計することが大事ですね。
そして、組織の共通言語をきちんと作っていくことで、新しく入社した人にも、会社がどういう組織でどこを目指しているのか、コミュケーションをしていくのが大切です。これを徹底すると組織に起こる様々な不幸を減らせるのではないでしょうか」(伊藤さん)
今回のニュースをはじめとした伊藤さんのコメントは、ぜひ以下からチェックしてみてください。
2月21日は、IDOM 執行役員の北島 昇さんが出演予定です。こちらもお楽しみください。

【番組概要】
放送局: J-WAVE 81.3FM
番組タイトル: PICK ONE
ナビゲーター: サッシャ、寺岡歩美(sugar me)
放送日時: 毎週月~木曜日11:00~11:20(ワイドプログラム『STEP ONE』内)
番組WEBサイトはこちらをご覧ください