自賠責保険積立金完全返還へのまだまだ遠い道のり
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一般会計に貸し出されたままになっている自賠責保険積立金の残高は今年度末で6114億円にのぼる。来年度ようやく23億円あまりの返還が決まったが、完全返還への道はなお遠い。
このお金が返されないままでは、交通事故被害者救済も進まないし、なにより加入者からすれば、支払った保険料が国の好きに使われたままということになる。強制保険の趣旨であるノーロス・ノープロフィットの考えにも反することだ。普及が一歩一歩迫っている完全自動運転になれば、交通時は激減する。自賠責保険の位置づけも自ずから変わることになるだろう。その前に全額返還を勝ち取らなければならない。交通事故は今後も年々減っていくでしょうから、無保険車による事故の被害者の救済を充実させたとしても、積立金がただ単純に返還されるだけでは「埋蔵金」として多くが活用されないままになることもあり得ます。
同じ強制保険の制度として、国民年金や健康保険、介護保険、そして「こども保険」などの財源として活用する道はないものでしょうかね。