立ち会う、支える。今どきキッズのお金の使い道
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注目のコメント
(追記)皆さんコメント多謝です。特にこのお二人のご指摘は慧眼かと思います。
tsuboi kazuna
「自分にとって価値があるもの = 尊い」ものにはお金を投じる
Shunya Hayashida
現代でオタクが認められ始めるというのはある意味当然の帰結です。好みが個人個人で異なるという自然な事実を体現している存在であるからです。
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消費をめぐる連載の第3回は、無料が前提の現代の子どもたち、タダ・ネイティブ世代の意外な高額消費について深掘りします。
第2回のコメントでも勘の鋭いピッカーの方が指摘されていましたが、彼らの高額消費からは従来の一点豪華消費にはない、”応援”、”貢献”、”投資”といった言葉が浮かんできます。
紹介している子どもたちの取材内容は、弊所サイトで公開中です。
好きな作者は、お金を出して応援したい。パトロン志向のタダ・ネイティブ男子
http://seikatsusoken.jp/kodomo20/1-5/
欲しいものはネットの自由!「好き」に全力投球のタダ・ネイティブ女子!!
http://seikatsusoken.jp/kodomo20/1-1/
裏側にあるもう一つの大きな変化として、この10年でいわゆる「オタク」が急速に市民権を得てきたことも見逃せません。感覚としてですが、04年にmixi,GREE,前略プロフィールなどが登場して以降、それまでオタクのものだったネットに(いわゆるリア充を含めた)普通の人々が流入することで、オタク文化の一般化が起こっていったのは大きいでしょう。
06年には女性誌のPINKYが当時はアニオタ、ゲーオタしか知らないネットスラングだった”ツンデレ”という言葉をホレさせテクニックとして紹介しました。この辺りから、完全に潮目が変わっていった感があります。今では女性誌のモデルさんでもオタクであることを公言する人が多くなりました。消費の未来を感じる面白い記事。
子供は特にそうですが、今の大人もこの記事にある通り「無料でコンテンツを楽しむけれども、自分が好きなものを深掘りすることや、その時・その場でないと体験できないことに関しては、惜しみなくお金を使う」
今のお客様はハードウェアそのものに価値を感じない。
我々が子供のころ、つまり昔はハードウェアそのものを所有することに価値があった。
そして、一部ソフトウェアも無料の時代。その導入口から好きなものを選ぶ。この記事にある通りで、
『コンテンツの選択基準が「流行っているから」「新しいから」ということではなくなりつつある』
つまり、共感できれば、新しいも古いもなく、各自にとって価値があればお金を使う。たしかにハードウェアは古くなるのが早いが、良いソフトウェアはなかなか古くならない。ソフトウェアへのエンゲージメントは持続しやすい。
そして、体験を重視する。CDを買うより、ライブに行く楽しさに価値を見出している。
これからはハードウェアとソフトウェアの組み合わせのバランスが変わる。ハードウェアそのものの価値より、ソフトウェア、共感、体験作りがお客様の気持ちを動かす。
ハードウェアはシェアする時代ですね。
ハードウェア志向が強い日本企業ハードウェアマインドセットを変えていかないといけませんね。今どきキッズの消費、自分のまわりで起きていることとも合致している部分が多く、理解が深まる記事でした。
娘(6歳)にはまだお小遣いはあげていませんが、親戚からお年玉をもらいました。それをすべてお友だちや家族のお誕生日プレゼント代に当てています。「お年玉をもらって嬉しかったから、ほかの人が喜ぶことに使いたい」そうです。(自分が欲しいものはおじいちゃんおばあちゃんやサンタさんからもらえる、と思っている)
先日いとこ(6歳)のお誕生日にプレゼントしようと、何がほしいか聞いたら、大好きなYouTuberがすすめるオモチャが欲しいというので買いに行きました。
まだ小学校にも上がらない子どもも、"好き"とか"大事"という自分自身の思いがフックになっているんだなと、自分世代との違いを感じました。