「IPOは急ぎません」 起業家たちの懐事情
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「スモールIPO」はいわば早産の状態。上場後もスムーズな成長が果たせるよう、ある程度の規模に至ってから上場するのが理想だとは思います。ただこれは言うは易しで、現実には超えるべきハードルがいくつもあります。
まずもって上場タイミングを引き伸ばすためには、初期の投資家のファンド期間に縛られぬよう、アーリーステージの投資家の保有株を相対でミドル、レイトステージの投資家に譲り渡すセカンダリーマーケットの確立が必要です。ただ、理由は割愛しますが、日本のスタートアップ投資家の構造上、未公開株の流動性を高めていくのはそんなに簡単ではないというのが私の理解です。この点がネックになるでしょう。
また、上場基準を満たした状態でなおも非公開のまま潜り続けるには、経営者に相応のファイナンスリテラシーと胆力が求められると拝察します。この点で、先日のサンサンのファイナンスは稀有かつエポックメイキングな事例であったと思います。
十分に成長した上での上場は、それはそれで一つの見識として視野に入れつつ、早産のスタートアップがいかにスムーズに成長させる仕組みを整えるかといった、現実を見据えた取り組みが必要であるというのが私の見解です。
過渡期なんでしょうね。
https://newspicks.com/news/2461861/スタートアップは、1つの事業で立ち上がっても、成長のためには、周辺事業を+複数立ち上げる必要
コア事業が1つしかないうちにIPOしてしまうと、外部株主の短期利益追求の目にさらされ、報告コストもかさみ、成長への投資ができず、結果、小粒に留まるorしぼんでいく
対して、コア+αの体制をすぐにIPOしないで築ければ、あとあとIPOしても基盤があるので、次の成長がかなり楽
海外のスタートアップは、日本よりターゲット市場が大きい(日本は言語ハードルで日本語圏のみ、海外は英語圏でグローバルに狙える)ので、すぐにIPOしないでも1つのコア事業だけで、かなりの基盤を築ける
日本のスタートアップも、初めからグローバルに展開するか、日本で立ち上げて海外展開するか、日本で立ち上げて隣の事業を日本ででかくするかして、基盤を作ってからIPOしないといつまでたっても、マザーズの時価総額は上がらないまま、
実際に直近5-10年くらいのマザーズIPOスタートアップの大部分は、IPO時に最高値を付け、その後IPO時の1/2くらいまで株価が落ち、再浮上しないで、ずっと停滞している企業はかなり多い