五輪後、北朝鮮問題はどう動くか。韓国がまいた「最悪のシナリオ」の種
NewsPicks編集部
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この1年あまり、トランプと金正恩による威嚇や挑発などの駆け引きが続いてきました。新年に平昌五輪への参加を決め、金与正や金永南ら高位級代表団の派遣で韓国を懐柔し、文在寅大統領への訪朝要請という「くせ球」を投げて韓国を日米から引き剥がしにかかった今、北朝鮮有利の状況です。
故・金正日は日米韓や中露の分断工作を得意とし、国際社会を煙にまいていましたが、最近の金正恩の駆け引きを見ると、分断工作の腕前は父を超えたようにも感じます。
明日は、北朝鮮が平昌五輪に参加表明するまでの外交戦の舞台裏をお届けします。文大統領の至上命題は北との戦争を避けることだから、そのためにはどのような手段も厭わない、というのは理解できる。ただしこの手の話になると、欧米の政治家は必ずミュンヘン宥和の事例を持ち出す。つまり独裁者への妥協は短期的には良さそうに見えても、中長期的には必ず厄災をもたらすというやつだ。現段階ではどちらが正解か見えてこないが、日米は韓国のデカップリングの可能性に細心の注意を払う必要があるだろう。