五輪後、北朝鮮問題はどう動くか。韓国がまいた「最悪のシナリオ」の種

2018/2/16
五輪外交に欠けているもの
平昌オリンピックをめぐって、韓国と北朝鮮の間に複雑な「地政学ポーカー」が展開されている。
北朝鮮は手持ちのチップをすべて賭ける「オールイン」に出た。ナンバー2の金永南と、最高指導者・金正恩の妹である金与正をオリンピックの開会式に出席させるべく送り込んだのだ。
北朝鮮に向けて扉を開け放ったのは、韓国の文在寅大統領。オリンピック外交を北との実りある対話への発火点にしようという賭けだ。
文は2人の金を青瓦台(大統領官邸)に温かく迎え入れ、両陣営はほほ笑みながら朝鮮半島統一の夢についてお決まりの言葉を交わした。報道によれば、文は金与正と食事を4度にわたり共にした。