この連載について
圧倒的な売り手市場が続き、エンジニアに高額初任給を提示する企業、中途と新卒の採用区別をしない企業などが登場。採用チャネルも多角化し、「インターン採用」のスタイルも百花繚乱の様相だ。
片や学生は、学生にしてプロさながらのスキルを持つ「プロ学生」が登場する一方で、安定志向の学生が主流派で、バブル時代の若者の価値観に逆戻り…との指摘もある。
東大・早慶なら、いつかはどこかに受かると気楽に就活する人が増える中、学生はこのまま、売り手優位を貫けるのか? その内実に迫る。
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ただこのさんまさんの感覚は、ある意味「イマドキの気分」を先取りしていたようにも思えます。ここではパラレル親方の話が出ていますが、「お前、俺の弟子になれ」はもはや無理で、「この人なら師匠と呼べる」と思われるよう努力しないといけない時代なんだと感じます。
外国人は米人枠とは別なのが普通です 学部と違って、国籍分布の制限がないので、過去データの多くある国が有利になりがちですねぇ
ちなみに大学院生一人につき、トップ私立と一部のトップ州立(ウチの大学も)の先生は年間$65-80K払います(給料、学費、保険、と大学への間接費) え、どこにそんなお金がって? 営業です営業 なので、PhD行くと思って修士の2年間学費給料払ったのに、行かずに就職されたりすると泣けてきます たまにありますよ
数年前の5月ぐらいに東大の1年生と会った際に、「僕は半年で東大は退学して海外に行くのが決まっています」と言われて驚きました。聞けばその年、初めて東大合格者で入学辞退組が二桁人数になったそうです。ほとんどが海外大に行くとのこと。
記事中の大柴さんは開成出身ですが、東大合格者数不動のNo.1の開成も柳沢校長のもと海外進学を応援する姿勢ですし、渋幕からも海外進学組が増えていると聞きます。今後も注目のセグメントだと思います。
実務経験組については、フリーランスが増えて、かつSNSで接点取りやすくなっているので記事中にもあるように、個人に弟子入り志願みたいな動きも特殊例ではなくなるでしょう。スタートップ・ベンチャーでの長期インターンと並行してより普及していくのではないでしょうか。
あと私が注目するのは、学生起業組が自分がつくった会社なり事業を売却する形で、結果的にメガベンチャーやミドルベンチャーに(結果的に)就職する層が増えて、社内事業家的に活躍したり、またシリアルに起業していく流れです。
本文中にグーグルのインターンについて
>「インターンの仕事内容がつまらなくなったから」だ。
とあります。
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「グーグルはすでに何万人以上も社員がいる大企業ですから、分業が進み、インターンに与えられる仕事のスケールは小さくなってしまいました。なおかつ、従業員が多いため、1人のインターンがちゃんとコードを書いても書かなくても、気にされない状況だというのは多くの技術系学生が指摘するところです」
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日本でのインターンシップの多くは、どの有名な企業にインターンに行ったのか?だけで周りからチヤホヤされます。結局入社してから仕事内容について考え始めることが多いので、「3年で3割転職」という現象に結びついていると考えています。
この話をみると、日本の新卒一括採用や能力、専門に関係なく一律同じ給与水準採用が、いかに切ないのかを感じます。。
追記:
佐久間大さんが書かれている、新卒で3年以内がインターンシップになっているのではというコメントに妙に納得。
この記事を読んで、かつて聞いたアメリカのある工科大学の話を思い出しました。
プロ学生を生み出すには、3つの重要な点があります。
それは、
①ビジネス界で一流とされている人が、プログラムに関与していること。
②その人へのアクセスが無制限にできるよう、大学がサポートしていること。
③そして研究であっても、実利的成果を求められること。
印象に残っている話を1つ。
その大学では、海軍との共同研究でイルカ型のロボット潜水艦を開発することになりました。
イルカの群れにロボットイルカを潜り込ませて、敵から探知されることなく潜水艦の情報を収集することが目的です。
研究が進めば、ロボットだけのイルカ潜水艦群を任意の海域に投入し、情報を収集して紛争を未然に防ぐことが可能になります。
このロボットの開発を、最先端の研究者に話を聞きに行ったり、自分達で資金提供者募ったり、試作品を作って試験をしたりして、最終的には学生たちが開発に成功したという話です。
地球社会へ貢献できるという喜びと興奮、何もないところからモノを作り上げていく経験、他のメンバーとの協業と協創。
日本が世界でビジネスをするということは、こういう育てられ方をした人材と競争することを意味します。
一方で、我が国のインターンや就活の実態を考えると、学業そのものの捉え方がこの学校の理念とは大きく異なっていることに気が付き、唖然とします。
本当に高い目標と意欲を持っている学生が、アメリカを目指すのも無理はない話です。
労働時間の集計方法の審議を国会で議論したり、忖度があったのかなかったのかという話をしている間に、世界の国々はどんどん進歩しています。
それは企業であっても共通の課題。今の日本の企業体質・人事制度では、プロ学生から興味を持たれることはないでしょうし、入社したとしても活躍させることはかなり無理があるでしょう。
国全体がレベルアップしないと本当にマズイ!と思うのです。
引用
〝この仕組みは、受け入れた学生の実務能力の向上だけではなく、“親方”同士の仕事の幅を広げる、という意味でも一役買っていると言う〟