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遂にズマ大統領が辞任に追い込まれ、9年間の独裁的な体制にピリオドが打たれました。
与党アフリカ民族会議(ANC)は、結党105年というアフリカ最古の政党で、南アの民主化後一貫してその政治を牛耳ってきました。

党首だったズマ大統領は、過去にも汚職やレイプ疑惑、公金横領など様々な腐敗が噂されてきましたが、昨年末南アフリカ航空、エスコム電力社の汚職事件追及で国民の人気の高いゴーダン財務大臣他9人の閣僚を更迭したことで、その独裁的手法や腐敗ぶりに反発が強まり、12月の党首選挙でラマフォサ元副大統領に敗れました。

ANCの党首≒大統領の為、与党はズマ大統領の退陣を求めましたが、ズマ大統領はこれを拒否。
政情不安が高まっていたわけです。

曲がりなりにも民主主義的解決がなされたこと、中国との関係が取りざたされるズマ氏と比べ、親欧米派とされるラマフォサ氏の新大統領就任が確定になったことで、南アフリカの政情も暫く落ち着きを取り戻すことでしょう。
汚職疑惑が相次ぎ、不信任案を提出されていたが、辞任を拒んでいた南アフリカのズマ大統領が辞意を表明。
ズマ大統領は、過去にマンデラ氏の右腕として、アパルトヘイト政策撤廃交渉を成功に導いた人物。
今後の流れとしては、16日中にラマポーザ副大統領が後任の大統領に選出される予定。
今日行われる予定の不信任決議で議席の過半以上を持つ与党ANCが賛成に回る見込みが見えたところで、強制的に退陣させられるのを避け自主辞任。もともと3選禁止なので2019年に退陣予定でしたが、昨年末の与党ANC議長(党首)選挙でズマ氏が推したズマ氏の元妻ドラミニ氏がラマポーザ氏に破れたことで、任期終了前に早期辞任を求める党内の勢力が強まっていました。

ズマ氏の場合、汚職もそうなのですが、閣僚の任命や電力公社ESKOMなど国営企業を巡る決定など、経済に関わる意思決定に不可思議で不透明なものが多く、ジャンク債への格付け、為替の低迷と市場や投資家からもすっかり信任を失っていました。ラマポーザ氏のANC議長就任が見えた昨年11月頃から南アランドは上昇し、1ドル14.5ランドからいまは11.7ランドまで上がっています。ANCがいろんなことを後回しにしても今の時期に退陣を進めたのは、2月末~3月頭に行われる予定の格付けでさらに格下げされることを避けたためとも言えます。

ズマ氏退陣を受けて、ズマ氏に近く不正に関わっていたとする南アのインド系財閥グプタのメンバーが逮捕されたというニュースもありますが、グプタ不正に絡んではマッキンゼー、KPMG、SAPといった企業もグプタ関係の企業を通じて不正に仕事を受注したとして追求されています。これがまた拡大・再燃する可能性も。

透明性や論理、健全な競争が欠如しているのはズマ氏のみだけではなく、与党ANCの体質であり南アのビジネス環境そのもの。アフリカの大国として立派な国に再生することを心待ちにしています。
なんか写真が悪意あるような…