[ブリュッセル 14日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表した2017年12月のユーロ圏の鉱工業生産指数は前月比0.4%上昇した。伸び率はロイターがまとめたエコノミスト予想(0.2%上昇)を上回った。耐久消費財と中間財の生産が好調だった。

前年比では5.2%上昇。予想は4.2%上昇だった。

耐久消費財の生産は前月比2.7%、前年比7.4%それぞれ増加した。中間財は前月比1.4%、前年比6.6%それぞれ増えた。

資本財は前年比で7.6%増加し、伸びは前月(6.7%増)から加速。投資が加速していることが示された。

11月の鉱工業生産指数は上方改定された。前月比では改定前の1.0%上昇から1.3%上昇に、前年比では改定前の3.2%上昇から3.7%上昇に引き上げられた。

またEU統計局が発表した第4・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は、前期比0.6%増、前年比2.7%増となり、いずれも速報値と一致した。

2017年通年のユーロ圏GDPは2.5%増だった。3.0%増を記録した2007年以来の高い伸びとなった。

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