【内幕】「金正恩を落とせ」。北朝鮮を五輪に誘った外交戦
2018/2/17
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北朝鮮が平昌五輪に参加するまでの舞台裏を追った、緊迫感のある良質なレポートです。
核・ミサイル危機による緊張が高まり、五輪への参加を取りやめようとする国も出てきた中、韓国とIOCが「平和の祭典」を守るべく、いかに北朝鮮を引き込んだかに迫っています。
その後、北朝鮮は韓国に対して数々の手を繰り出し、「対話ムード」を演出することに成功。五輪閉幕後にIOCのバッハ会長を北朝鮮に招待するなどしています。少なくとも韓国とIOCにとっては「大成功」なのでしょうが、一連の融和姿勢は北朝鮮が「核武力」を真の意味で完成させるための時間稼ぎとの指摘もあり、このデタントがいつまで続くか。
ならず者国家とどう交渉していくか、大きな課題となっています。
ならず者の特徴は、赤貧以外に何もないことです。世界を攪乱して失うものは何もありません。しかも核兵器を持つとなると、さらにそうなります。
世界は北朝鮮というならず者国家の前にしてほんとうに無策です。
記事から読み取れるのは、今回の融和演出は北ではなく文政権とIOCが主導したものだということ。「北の宣伝戦略に籠絡された文大統領」という一部主張が的外れであることがわかります。とはいえ朝鮮半島情勢においてIOCという主体が影響力を及ぼすのは盲点ではありますね。
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