[ワシントン 13日 ロイター] - 米ホワイトハウスはクリーブランド地区連銀のメスター総裁と連邦準備理事会(FRB)副議長への就任について協議した。関係筋が13日明らかにした。

ホワイトハウスの高官らは同総裁に対し好印象を持ったが、現時点で最有力候補はいないという。同筋は他の候補者を明らかにしなかった。

クリーブランド地区連銀の報道官はロイターに対しコメントを控えた。

ホワイトハウスがメスター氏のFRB副議長起用を検討していることは米紙ウォール・ストリート・ジャーナルが先に報じた。

メスター総裁は経済学の博士号を持ち、2014年のクリーブランド地区連銀総裁就任前はフィラデルフィア地区連銀で10年以上、研究責任者を務めた。

WSJのこれまでの報道によると、FRB副議長候補にはサンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁の名前も挙がっている。

FRB副議長は、議長、ニューヨーク連銀総裁とともにFRBの政策決定で中心的な役割を果たす。

副議長職は前任のフィッシャー氏が昨年10月に退任した後、空席となっている。また、ニューヨーク連銀は今年退任するダドリー総裁の後任選びを進めている。

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