“グーグル”を生めなかった日本の大学発ベンチャー 技術力が高くても決定的に欠けている「顧客中心思考」
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以前、ある朝会で、ハンバーガショップを起業する時に何が一番必要か?という話をしたことがあります。
起業にあたって神様がなんでも望みの物をひとつプレゼントするから、何が欲しいか?と起業家に問う話です。
最初の起業家は『美味しいハンバーグのレシピ』が欲しいと言い、2番目の起業家は『秘伝のソースの材料リスト』が欲しいと言いました。
残念ながら、この二人とも倒産してしまい、最後に残ったのは3人目の起業家だけでした。
その人が、何を神様におねだりしたのかと言うと、『腹をすかせた群衆が欲しい』と言ったというお話です。
実際に起業してみると、経理、財務、貸しオフィス、ウエブページ、登記、契約書作成等の業務は、その筋の専門家がいるので、自分はほとんど何もしなくて良いことが分かります。
起業家にしかできないことは、自社の製品やサービスを買ってくれる顧客を見つけ出して、アピールすることです。
そういう意味では、「顧客中心思考」というよりも「顧客オンリー思考」と表現した方が、ピンとくるように思います。
例えば日本の自動車産業では、欧米の自動車を分解、調査してうまく技術を自分のものにしたと考えられていますが、実際はマーケットも一緒に持ってきた訳です。つまり、作れば売れるのが分かっていた。
ところが、製造コストの安い新興国が台頭し、競争優位性が脅かされると、自前のマーケティングが必要になるわけですが、そこがうまくいかなかった。
日本の場合、学校から企業まで、このマーケティング能力=「顧客オンリー思考」が足りないように思います。
ということで、自身の経験を踏まえて、起業家の方には営業ではなくマーケティングを私はオススメしています。東京大学の知識構造化プロジェクトに顧客視点が欠けてたという話だが、顧客中心主義の話というより単にサービス視点が欠けてただけではと思う。
大学発のプロジェクトなのだからサービス視点は必ずしも必要ないだろうし、グーグルとの違いは彼らにその視点がなかったことではなく、それを使って起業しようとした青年がいなかったことだと思う。研究費が足りないなら大学の教授らと協力しても稼ぐ方が良いのかなぁ
そうなると顧客のニーズをいかに掠め取るかが重要なのですねそんでもって餅は餅屋って事で任せるものは任せて集客という事に集中する
難しいだろうなぁー
コメントより
山極さんの話を見て真っ先にレシピを考えてしまった。やっちまったぜ☆