【独白】牛角を生んだカリスマ経営者が、次に狙う「胃袋の中身」

2018/2/13
日本の外食産業において、多くの起業家から「神様」と慕われる経営者がいる。
西山知義。1990年代に焼肉チェーン「牛角」で一世を風靡し、しゃぶしゃぶの「温野菜」、居酒屋の「土間土間」など、誰でも知っている外食ブランドを次々と成功させてきた男だ。
その出店スピードの速さから、当時ギネスブックにも記録(7年間で1000店舗)されたことがあるほどだ。
現在は第二の創業を果たし、ダイニングイノベーション社の創業者として、グループ傘下に10以上の外食ブランドを抱えながら、その成功を後押ししている。
誰よりも大きな成功と、誰よりも多くの失敗をしてきた「外食の神様」に、日本人の胃袋を魅了するための極意を語ってもらった。NewsPicksオリジナルのインタビューを上下編でお届けする。
西山知義(にしやま・ともよし)/ダイニングイノベーション代表取締役会長。1996年にのちの牛角となる焼肉屋をオープン。レインズインターナショナル社長時代に、7年で1000店舗というギネス記録を打ち立てる。2013年より現職。
1人の経営者の限界を知る
──牛角を運営するレインズインターナショナルの社長を退任されて、新しく設立したダイニングイノベーションはどんな会社ですか。
ダイニングイノベーション は、日本の食文化を真剣に世界に広げようとしている会社です。
この会社では、私は以前経営していた牛角や温野菜のように、飲食店そのものを経営せず、新しい業態開発へのアイデアを出して、投資をします。投資をした業態は基本的に、ダイニングイノベーションの子会社にして、経営を人に任せます。
私は経営を任せた人に戦略面などのアドバイスなどをして、株式市場への上場や世界進出のサポートをしています。