AIG損保 転居伴う異動廃止へ 転勤多い金融業界に一石
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もう随分前になりますが、以前ベトナムに出張した時、日本企業は単身赴任ばかりで、皆日本にすぐ帰りたがる、一方で韓国企業は妻子はおろか親まで連れてきており、この国での仕事にかける意気込みが違いすぎる。
これでは遠からず日本企業は韓国企業に負けるだろうという嘆きの声を何度か耳にしました。
海外だろうが国内だろうが、若い人たちが転勤を嫌うのは、ある意味定着した流れですし、企業としてもそれを前提に人事を設計しなければ若くて優秀な人材を集めることが困難になりました。
私自身もそういう時代だということは理解していますし、今時転勤を強いることができないことも当然のことだと思います。(もちろん当社もそうしています)
ただ、古い考え方であることを承知の上で本当のことを言ってしまいますが、こうやって人もお金も日本、しかも東京などの大都市から動かなくなっていき、流動性を失った国が、あるいは地方が段々と衰退していくのだと思うと、少し寂しい気もします。
私自身は転居を伴う異動は二度しかありませんので、あまり大きなことは言えませんが、このグローバルな時代に、物理的に一つの土地に縛り付けられた企業や、社員、そして人的な流動性をネガティブに考える経営の仕方が本当に正しいのか疑問に思う点がないともいいません。
何かいい解決方法はないものなのでしょうか。金融業ではなく製造業の営業従事者として感じるのは…郷に入っては郷に従え、という通り、その地域にはその地域に合った手法があり、顧客によって、必要な知識や進め方も変わってくるわけで…
本当に客のことを考えると営業担当は実は長く担当してる方がメリットは多いと考えます。
金融業の場合は特に、同じ顧客をずーっと担当したり同じ業務を続けること自体をリスク視して異動や転勤を伴う異動が沢山あるわけですが。
勿論色んな地域や顧客をたくさん実地で知っていることによって積まれる経験もマネジメント上、無視できないものはあるわけですが、それでも同じ場所、地域で住み続けるメリットの大きさは無視できないのだと思います。
転勤があんまり無ければ個々人がきちんと不動産を含めた資産形成も出来るし共働きも続けられる。奥さんのキャリアの断絶はやっぱり勿体無いしねえ。昔ほど異動、転勤にメリットがないというのもあるのだろう。
個々人の生き方を会社側が縛らないというのは大事なことなのかも、と思います。この会社の今後の成長性によってどっちが正しいのかは証明されるわけですが…学術の世界では夫婦セットで雇用するケースが海外ではあるとか。どちらかが学術系の方でなくても職探しをしてくれるようです。共働きが当たり前になりつつあるなかで転居させるなら、それなりに対応も欲しいですよね。島耕作で過去に出て来たが家庭を顧みない奴ほど出世ってのは本当にダサいです